「エルドレインの森」に収録されたカード《塔の点火/Torch the Tower》を取り上げたいと思います。
《塔の点火》はスタンダードやパイオニアで使われ、一部のデッキで活躍しています。
この記事では《塔の点火》について触れていきたいと思います。
《塔の点火》とは
《塔の点火》は「ニューカペナの街角」に収録されたインスタントです。レアリティはコモンです。
協約を持つインスタントの2点火力ですね。
直近でいえば《炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt》の上位互換となっています。もう少し古いカードでいえば《マグマのしぶき/Magma Spray》の上位互換になりますね。
《塔の点火》はスタンダードであれば《苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknight》や《しつこい負け犬/Tenacious Underdog》のような死亡しても活用することができるクリーチャーなどの除去に適した追放ができる2点火力となります。
また、協約コスト込みであればタフネスが3までのクリーチャーを落とすことができるので、他の2点火力と違って幅の広い範囲のクリーチャーに対処することが可能です。
追放除去であるという点と協約によって除去できる範囲が広がるという強みがある一方で、プレイヤーを対象に取ることはできないという弱みがあります。スタンダードでは主に《火遊び/Play with Fire》が比較対象となります。
プレイヤーも対象に取れるというメリットから高速なアグロデッキでは《火遊び》の採用が優先され、ミッドレンジ以降の速度のデッキでは除去範囲の広い《塔の点火》が採用されやすい傾向にあります。
「イクサラン:失われし洞窟」が実装された直後のパイオニアでは「地質鑑定士コンボ」と「クイントリウスコンボ」の2つの発見コンボが台頭しており、4マナの3/2のクリーチャーとマイナスの忠誠度能力を起動した《クイントリウス・カンド/Quintorius Kand》に同時に対処できるということから《塔の点火》がメインボードから採用されるということがみられました。特にラクドスミッドレンジにおいて《致命的な一押し/Fatal Push》の枠をいくらか削って《塔の点火》を採用するというデッキリストが多かったと記憶しています。
まとめ
この記事では「エルドレインの森」に収録される《塔の点火》を紹介しました。