「ニューカペナの街角」の《かき消し》を掘り下げてみた

「ニューカペナの街角」に収録されたカード《かき消し/Make Disappear》を取り上げたいと思います。

 

スタンダードで行われた「Standard Challenge 64 2023-12-31, 2nd Place, 8-2」にて入賞した「エスパーミッドレンジ」に《かき消し》は採用されていました。

このデッキだけでなくスタンダードでは幅広いデッキで活躍しています。

 

この記事では《かき消し》について触れていきたいと思います。

 

《かき消し》とは

 

《かき消し》は「ニューカペナの街角」に収録されたインスタントです。レアリティはコモンです。

犠牲を持つ2マナの不確定カウンターですね。

 

 

《火消し/Quench》の上位互換であり、古いカードであれば《誤算/Miscalculatio》の亜種であるカードです。

 

現在の参考価格は300円程度となっています。スタンダードにおいて高い需要があるためコモンであるにも関わらずそこそこの価格で取引されています。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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犠牲を持ち、2マナを要求する不確定カウンター

犠牲1(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたはパワーが1以上であるクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、この呪文をコピーし、あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。)

呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。

 

《かき消し》の基本性能は2マナを要求する不確定な打ち消し呪文です。

 

このカードはさらに犠牲1を持っています。

犠牲は「ニューカペナの街角」のメカニズムであるキーワード能力のひとつで、犠牲に示されるパワー以上のクリーチャーを生け贄に捧げることで犠牲を持つ呪文をコピーすることができます。

この能力によって1枚で4マナを対戦相手に要求するカウンターとなります。

スタンダードでは《婚礼の発表/Wedding Announcement》を始めとしたトークンを扱うデッキも多いため、非常に扱いやすいカードとなっています。

 

サンプルデッキ:スタンダード/エスパーミッドレンジ

 

スタンダードで行われた「Standard Challenge 64 2023-12-31, 2nd Place, 8-2」にて入賞した「エスパーミッドレンジ」のデッキリストです。

このデッキに《かき消し》は採用されています。

現行スタンダードのエスパーミッドレンジ系統のデッキには標準で4枚採用されているといってもいいでしょう。

 

まとめ

この記事では「ニューカペナの街角」に収録される《かき消し》を紹介しました。

スタンダードだけに収まらず、パイオニアでも一部活躍しているカードなのでお世話になっている方も多いカードだと思います。使う場合、使われる場合どちらにおいてもプレイングが非常に難しいカードなので上手く使いこなしていきたいですね。

 

 

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