「ゲートウォッチの誓い」の《歪める嘆き》を掘り下げてみた

「ゲートウォッチの誓い」に収録されたカード《歪める嘆き/Warping Wail》を取り上げたいと思います。

パイオニアの「Pioneer Challenge 2023-08-05, 7th Place, 6-0」にて《歪める嘆き》入りの「ラクドス異形化」が入賞していました。

この記事では《歪める嘆き》について触れていきたいと思います。

 

《歪める嘆き》とは

 

《歪める嘆き》は「ゲートウォッチの誓い」に収録されたインスタントです。レアリティはアンコモンです。

無色マナを捻出する必要がありますが、2マナにして3つのモードがあり有用な妨害を行うことができる便利なカードです。

 

 

最近では少しづつ値上がりを見せて来たカードで、現在の参考価格は300円程度となっています。

統率者やモダンのトロンなどでいくらか使われているようですが、そこまで使用頻度の高いカードではありません。少し値が張るのは「ゲートウォッチの誓い」にしか収録されていないことが一因としてありそうです。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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3つのモードを持つ無色呪文

以下から1つを選ぶ。

• パワーかタフネスが1以下のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。

• ソーサリー・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

• 無色の1/1のエルドラージ・末裔・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。それは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(◇)を加える。」を持つ。

 

《歪める嘆き》は3つのモードを持っています。

 

1つ目のモードはパワーかタフネスが1以下のクリーチャーを追放することができます。

パワーかタフネスのどちらかが1以下であればいいので《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》のようなカードも追放することが可能です。

 

2つ目のモードではソーサリーを打ち消すことができます。

パイオニアでは緑単信心の《収穫祭の襲撃/Storm the Festival》などを打ち消すことができれば大きくテンポを取れそうです。

 

3つ目のモードは1/1の末裔・トークンの生成です。末裔・トークンなので生け贄にするとマナを生み出すことができます。

インスタントタイミングでトークンの生成ということで活躍の幅は想像より大きそうです。

 

サンプルデッキ:パイオニア/ラクドス異形化

《歪める嘆き》はパイオニアの「ラクドス異形化」に採用されています。

 

 

Pioneer Challenge 2023-08-05, 7th Place, 6-0」という結果を残したリストになります。

ラクドス異形化はトークンを出して攻めながら《異形化/Transmogrify》によって《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》を踏み倒すという戦略を取るコンボミッドレンジデッキです。

 

《歪める嘆き》は《異形化》の種になるトークンを生成できる点と各種妨害を行うことができます。

 

 

《崩老卑への貢納/Tribute to Horobi》も面白いカードチョイスですね。

 

 

表面でのトークンの生成に加えて、裏面では攻撃性能とアドバンテージの確保という役割を担っているようです。

 

まとめ

この記事では「ゲートウォッチの誓い」に収録される《歪める嘆き》を紹介しました。

《歪める嘆き》はいぶし銀的な活躍をするカードなので、それぞれのモードが環境に噛み合ったときに真価を発揮するカードなのだと感じました。

 

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