「機械兵団の進軍」の《ヴォリンクレックス》を掘り下げてみた

「機械兵団の進軍」に収録されるカード《ヴォリンクレックス》が新しく公開されました。

この記事では《ヴォリンクレックス》について触れていきたいと思います。

 

《ヴォリンクレックス》とは

 

《ヴォリンクレックス》は「機械兵団の進軍」に収録される両面カードである伝説のクリーチャーです。レアリティは神話レアになっています。

5マナでパワー・タフネスは6/6nになっています。変身能力はマナコストが重めに設定されています。

 

まずは、これまでに収録された「ウラブラスク」を簡単におさらいしてみましょう。

 

 

初収録は、「新たなるファイレクシア 」に収録された《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》です。

マナコストは8マナで7/6とビックサイズです。土地に関係する能力を持っていて、ざっくりいうと自身のマナは2倍に、相手のマナは半分にするという効果を持っています。

 

 

次に「カルドハイム 」に収録された《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》です。

6マナで6/6とスタッツは大きなものになっています。この「ヴォリンクレックス」はカウンターに関係する能力を持っていて、自分のカウンターは倍に、対戦相手のカウンターは半分になります。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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表面:《ヴォリンクレックス

 

トランプル、到達

ヴォリンクレックスが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから森・カード最大2枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。

(6)(緑)(緑):ヴォリンクレックスを追放する。その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行う。

 

5マナ6/6、到達、トランプルということでなんとなく《長老ガーガロス/Elder Gargaroth》を思い出しました。

 

 

《長老ガーガロス》には裏面はなく、表面だけなので強力な能力も持っています。《長老ガーガロス》と比較すると、表面だけだと《ヴォリンクレックス》は少し見劣りしてしまいます。恐らく《ヴォリンクレックス》は裏面前提のカードになってくるはずです。

 

戦場に出たときに森・カード2枚をライブラリーから手札に加えることができます。基本地形の指定はされていないので、トライオームなどもサーチすることができるようになっていますね。土地をサーチできるので、変身に必要なマナコストである8マナを用意しやすくなっています。それにしても8マナはかなり重い起動コストです。

 

裏面:《偉大なる進化》

 

《ヴォリンクレックス》は英雄譚である《大いなる業》に変身することができます。英雄譚がクリーチャーに変身する能力は今までで登場していましたが、今回はその逆パターンですね。

 

第Ⅰ章:クリーチャーの召喚

カード10枚を切削する。その切削されたカードの中からクリーチャー・カード最大2枚を戦場に出す。

 

切削された中からクリーチャーを最大2枚戦場に出すことができます。10枚切削することができるので、クリーチャー主体のデッキであれば何かしら当たりがでそうです。

できるだけファッティが多い方が嬉しいのでデッキ構成は工夫する必要がありそうですね。

 

第Ⅱ章:カウンターで強化

あなたがコントロールしている望む数のクリーチャーを対象として7個分のを割り振る。それらの上にその割り振った個数の+1/+1カウンターを置く。

 

クリーチャーの強化能力です。永続的に+7/+7されるので強力な能力です。

 

第Ⅲ章:全員格闘持ち

ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは「(1):あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。このクリーチャーはそれと格闘を行う。」を得る。偉大なる進化を追放する。その後、これを(第1面を表にして)戦場に戻す。

 

この能力で《ヴォリンクレックス》自身は格闘能力が付加されないので、他にクリーチャーを用意する必要があります。

Ⅱ章でクリーチャーが強化されており、低コストで格闘を行うことができるので、対戦相手の盤面を崩壊させることができるでしょう。

 

まとめ

この記事では「機械兵団の進軍」に収録される《ヴォリンクレックス》を紹介しました。

少し癖のあるクリーチャーなので上手く使うのは難しそうですが、せっかくの法務官サイクルの1枚なので活躍させてあげたいですね!

 

 

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