「機械兵団の進軍」の《万物の座、オムナス》を掘り下げてみた

「機械兵団の進軍」に収録されるカード《万物の座、オムナス/Omnath, Locus of All》が新しく公開されました。

この記事では《万物の座、オムナス》について触れていきたいと思います。

 

出典:マジック:ザ・ギャザリング公式twitter公式HP

 

《万物の座、オムナス》とは

 

《万物の座、オムナス》は「機械兵団の進軍」に収録される伝説のクリーチャーで、ボックス購入特典プロモとして配布されます。

5色5マナでパワー・タフネスは4/4になっています。黒マナはΦマナで完成化してしまったということですね。レアリティはレアです。能力はなかなか面白い効果を持っています。

 

ここでこれまで収録されている四種類の《オムナス》を簡単におさらいします。

 

 

まずは、「ワールドウェイク」に収録された《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》です。

《湧出/Upwelling》と同様の効果を持っていて、マナが無くならなくなるこの能力は今回の《万物の座、オムナス》にも引き継がれていますね。

 

 

続いて、「戦乱のゼンディカー」に収録された《怒りの座、オムナス/Omnath, Locus of Rage》です。色が増えて二色になりました。

7マナと重いもののボードコントロール力の高いクリーチャーです。

 

 

次は「基本セット2020」に収録された《乱動の座、オムナス/Omnath, Locus of the Roil》です。色は三色に。

上陸とエレメンタルとのシナジーが強く、エレメンタルデッキで活躍した1枚です。

 

 

最後は「ゼンディカーの夜明け」に収録された《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》です。四色になりました。

当時のスタンダードで禁止になるほどの強力なクリーチャーで、今でもパイオニアなどで活躍していますね。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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未消費のマナは黒マナに

あなたが未消費のマナを失うなら、代わりにそのマナは黒になる。

この能力は「ワールドウェイク」に収録された《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》を引き継いだ能力になっています。ただし、完成化しているというデザインのため、未消費のマナは黒マナになります。

戦闘前メイン・フェイズから戦闘後メイン・フェイズに向けてマナを浮かせておくことでマナフィルターのように使うこともできるのは面白いですね。これで多色デッキでも黒マナの濃いカードがプレイ可能になります。

 

 

同じくファイレクシアンで色拘束の厳しい《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》などもプレイ可能になります。

 

ライブラリートップから手札へ

あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。そのカードのマナ・コストに3つ以上の色マナ・シンボルがあるなら、あなたはそれを公開してもよい。そうしたなら、それの色であるマナを望む組み合わせで合計3点加え、それをあなたの手札に加える。それを公開しないなら、それをあなたの手札に加える。

戦闘前メイン・フェイズにライブラリートップを手札に加えることができる能力です。さらに色拘束の厳しいカードであればマナが出せるというデザインですね。

4マナのクリーチャーに毎ターンドローが付いてくると考えれば強さとしてはまあまあといったところでしょうか。

マナを出す能力は誘発できる確率は低めになりそうですが、盤面を強化できるのは魅力です。色マナを捻出してもすぐに使うことできなければ黒マナになってしまうので注意が必要です。

 

まとめ

この記事では「機械兵団の進軍」に収録される《万物の座、オムナス》を紹介しました。

その能力はミッドレンジのアドバンテージ源という印象を受けました。象徴的なカードなのでメインから4枚いれたデッキを作ってみたいですね!

 

 

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