「機械兵団の進軍」に収録されるカード《原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conqueror》を取り上げたいと思います。
この記事では《原初の征服者、エターリ》について触れていきたいと思います。
《原初の征服者、エターリ》とは
《原初の征服者、エターリ》は「機械兵団の進軍」に収録されたクリーチャーです。レアリティはレアです。
《エターリ》は以前にも登場したことのあるクリーチャーです。「イクサランの相克 」に収録された《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm》も似たような能力を持っていて、攻撃した際にライブラリートップを追放して唱えることができる能力を持っていました。
話を《原初の征服者、エターリ》に戻して、現在のスタンダードではラクドスリアニメイトに採用されて結果を残しています。(Standard League 2023-05-01, 5-0)
スタンダードより下の環境では能力的に少し厳しいというところはあるのかもしれませんが、スタンダードのみで活躍するという絶妙な強さ加減になっているようです。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
表面
トランプル
原初の征服者、エターリが戦場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれ、土地でないカード1枚が追放されるまで自分のライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。あなたはこれにより追放されて土地でないカードの中から望む数の呪文を、マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。(9)(Φ):原初の征服者、エターリを変身させる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
表面では着地時に能力が誘発し、各プレイヤーのライブラリートップ相当の呪文を唱えることができます。
通常のスタンダードなどの構築戦においては1枚で3枚分のカードですね。(ゴレイヌか???)
さらに、統率者戦においては各プレイヤー4人分のトップを唱えることができます。「食物連鎖」コンボや「侵入警報」コンボと合わせれば各プレイヤーのライブラリーの呪文をすべて唱えることも可能です。
裏面
トランプル、破壊不能
原初の病、エターリがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはその点数に等しい個数の毒カウンターを得る。(毒カウンター10個以上を持っているプレイヤーは、このゲームに敗北する。)
裏面は11/11でトランプル、破壊不能に加えて対戦相手には感染のような毒カウンターを与えます。
能力的には《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》を意識したデザインとなっていますね。
表面でアドバンテージを稼ぎながら裏面に変身して、何も抵抗してこない相手にはワンパンできる破壊力があるというのは面白いカードだと思います。
まとめ
この記事では「機械兵団の進軍」に収録される《原初の征服者、エターリ》を紹介しました。
表面が墓地から踏み倒しても強力な能力を持っているのでスタンダードで使われるというのは面白いと思いました!