「基本セット2021」の《異形化》を掘り下げてみた

「基本セット2021」に収録されたカード《異形化/Transmogrify》を取り上げたいと思います。

パイオニアの「Pioneer Preliminary」にて《異形化》入りのジャンド異形化が2ndに入賞していました。

この記事では《異形化》について触れていきたいと思います。

 

《異形化》とは

 

《異形化》は「基本セット2021」に収録されたソーサリーです。レアリティはレアです。

クリーチャー1体を追放し、代わりにライブラリーのトップをめくっていき最初に公開されたクリーチャーと交換するような効果を持っています。

 

 

パイオニアのジャンド異形化を主とし、イゼット異形化などで使わるためそれなりの値段がついています。現在の参考価格は500円程度となっています。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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クリーチャーをライブラリーの上にいるクリーチャーに変換

クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。そのクリーチャーのコントローラーは、クリーチャー・カードが公開されるまで、自分のライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ公開する。そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、その後、残りを自分のライブラリーに加えて切り直す。

 

クリーチャー1体を追放し、クリーチャーが公開されるまでライブラリーを公開しそれを戦場に出すことができます。

クリーチャーの追放除去として使うのが正道のような気がするカードです。厄介な大型クリーチャーをランダムではありますが、脅威度の低いクリーチャーに異形化させることができるようになっています。

実際の使われ方は小型のクリーチャー・トークンを追放し、それしか入っていない大型クリーチャーを踏み倒して召喚するような使い方をされています。

 

 

《不屈の独創力/Indomitable Creativity》も似たような能力を持っており同様の使われ方をしています。こちらはアーティファクトを対象に取れることや複数対象に取れるといった点で差別化されています。

 

 

《銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast》も似たような忠誠度能力を持っています。こちらは追放したクリーチャーよりマナ・コストが大きいクリーチャーを戦場に出せます。

 

サンプルデッキ:パイオニア/ジャンド異形化

《異形化》はパイオニアの「ジャンド異形化」に採用されています。

 

 

Pioneer Preliminary 2023-07-19, 2nd Place, 4-0」という結果を残したリストになります。

クリーチャー・トークンを戦場に生成した後、《異形化》を使って《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》を戦場に出すという戦い方をします。

《異形化》を使った踏み倒しの他に《湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring》を使って《偉大なる統一者、アトラクサ》を直接プレイするというサブプランも持っています。

 

まとめ

この記事では「基本セット2021」に収録される《異形化》を紹介しました。

クリーチャーをマナ・コストを支払うことなく戦場に出すことができる踏み倒し系統のカードなので使っていて豪快です。MTGアリーナでもジャンド異形化はほとんど再現することができるので、回して遊んでいきたいと思います。

 

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