「指輪物語:中つ国の伝承」に収録されるカード《役立つ案内人、スメアゴル/Sméagol, Helpful Guide》を取り上げたいと思います。
「MTG GOLDFISH」にて《役立つ案内人、スメアゴル》が採用されたヒストリックのコンボデッキが紹介されていました。
この記事では《役立つ案内人、スメアゴル》について触れていきたいと思います。
《役立つ案内人、スメアゴル》とは
《役立つ案内人、スメアゴル》は「指輪物語:中つ国の伝承」に収録される伝説のクリーチャーです。レアリティはレアです。
ターン終了時にクリーチャーが死亡していた場合に指輪が誘惑する能力と、指輪が誘惑するたび対戦相手のライブラリーから土地カードを引っ張ってくる能力を持ちます。
サクリファイスが多数採用されたミッドレンジ系デッキで有効に使えそうな能力です。
発売当初は期待感のためか評価されていたカードのようですが、現在ではほとんど姿を見ることはありません。現在の参考価格は50円程度となっています。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
ターン終了時にクリーチャーが死亡していれば指輪が誘惑、誘惑で土地をゲット
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにクリーチャー1体があなたのコントロール下で死亡していた場合、指輪があなたを誘惑する。
指輪があなたを誘惑するたび、対戦相手1人を対象とする。土地・カード1枚が公開されるまで、そのプレイヤーは自分のライブラリーの上から1枚ずつ公開していく。そのカードをあなたのコントロール下でタップ状態で戦場に出し、残りをそのプレイヤーの墓地に置く。
《役立つ案内人、スメアゴル》はターン終了時にあなたのクリーチャーが死亡していた場合指輪があなたを誘惑する能力を持ちます。
クリーチャーが死亡しているのが条件になるのでサクリファイス系のデッキかミッドレンジのデッキが対象になりそうです。
指輪があなたを誘惑するたびに、対戦相手のライブラリーから土地が公開されるまで公開しそれを戦場に出すことができます。残りは墓地に置かれます。
ランパンすることができるので、ミッドレンジ以降のレンジのデッキで活躍できそうな能力ですね。
また、無限に指輪が誘惑することができればライブラリーアウトで勝利することができます。
サンプル:ヒストリック/スメアゴルコンボ
「MTG GOLDFISH」にて《役立つ案内人、スメアゴル》が採用されたヒストリックのコンボデッキが紹介されていました。
《役立つ案内人、スメアゴル》は《ドゥネダインのレンジャー/Dúnedain Rangers》、《恐血鬼/Bloodghast》+サクリ台と組み合わせることで無限コンボとなります。
- 《役立つ案内人、スメアゴル》、《ドゥネダインのレンジャー》、《恐血鬼》、サクリ台を揃える
- 土地を戦場に出す
- 《ドゥネダインのレンジャー》の効果で指輪が誘惑し、《恐血鬼》を指輪保持者にする
- 《役立つ案内人、スメアゴル》の効果が誘発するのにスタックで《恐血鬼》を生け贄に捧げる
- 《役立つ案内人、スメアゴル》の効果を解決し対戦相手のライブラリーから土地を戦場に出す
- (3)~(5)を繰り返して無限切削
必要なカードが4種類なので揃えるのはなかなか大変ですが、面白いコンボだと思います。
まとめ
この記事では「指輪物語:中つ国の伝承」に収録される《役立つ案内人、スメアゴル》を紹介しました。
こうしてあまり着目されていなかったカードでもコンボができるのが発見されるというのはマジック:ザ・ギャザリングらしいことでとても面白いと感じました。