「指輪物語:中つ国の伝承」に収録されるカード《アノールの焔/Flame of Anor》を取り上げたいと思います。
《アノールの焔》が採用されたヒストリックのデッキがミシック上位に入ったとのツイートが上がっていました。
67-9 and #1 with my Historic Transmogrify Control deck! Trickery into Transmog is sick, Foundry has been amazing & Mutavault is great with Transmog, Anor, & Foundry. I've done a full in-depth deck guide video with gameplay here: https://t.co/n1hOdLnRBZ@ArenaDecklists @fireshoes pic.twitter.com/QVf3YK7snA
— AlthMTG (@AlthMtg) August 7, 2023
この記事では《アノールの焔》について触れていきたいと思います。
《アノールの焔》とは
《アノールの焔》は「指輪物語:中つ国の伝承」に収録されるインスタントです。レアリティはレアです。
3つのモードを持つインスタントで使いやすい能力を持っていると言えます。さらにウィザードをコントロールしていればボーナスが付くといった形ですね。
テーブルトップではモダンの「カスケードクラッシュ」のサイドボードに採用されています。それゆえか現在の参考価格は500円程度となっています。
2ドロー or アーティファクト破壊 or 5点ダメージでウィザードがいれば2つ選べる
以下から1つを選ぶ。この呪文を唱える際にあなたがウィザードをコントロールしているなら、代わりに2つを選んでもよい。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカード2枚を引く。
・アーティファクト1つを対象とする。それを破壊する。
・クリーチャー1体を対象とする。アノールの焔はそれに5点のダメージを与える。
ウィザードをコントロールしている場合に3つのモードから2つを選ぶことができる「魔除け」系のインスタントスペルです。
2枚ドロー、アーティファクト破壊、5点のダメージと3マナで唱える呪文としては少しもの足りないスペックの能力なので、できれば2つ選びたいところです。
ウィザードをコントロールすることもデッキによっては難しくないと思うのでそういったデッキには採用されてもおかしくない性能を持っていると思います。
単純に2ドローのモードがあるのでウィザードをコントロールしていればキャントリップよりも強力ということになります。
サンプルデッキ:ヒストリック/イゼット異形化
《アノールの焔》が採用されたヒストリックのデッキがミシック上位に入ったとのツイートが上がっていました。
出典:twitter
ヒストリックのイゼット異形化に《アノールの焔》がメインボードから4枚採用されていました。
一見ウィザードがいないので《アノールの焔》はほとんど活躍しなさそうに見えます。
実は土地である《変わり谷/Mutavault》がすべてのクリーチャー・タイプを持つので実質ウィザード枠となっています。《異形化/Transmogrify》の種にもなるので、このデッキでの《変わり谷》は重要な立ち位置にあるカードだと考えられます。
《変わり谷》の起動に1マナかかりますが、《アノールの焔》のモード的には1マナ払って2ドローが余計に付くと考えればコストパフォーマンスはそこまで悪くないといった感覚でしょうか。
まとめ
この記事では「指輪物語:中つ国の伝承」に収録される《アノールの焔》を紹介しました。
ウィザード主体のデッキで活躍しているのかと思いきや、それとは違った意外なところで活躍を見せるカードでした。