「カルドハイム」に収録されるカード《スカルドの決戦/Showdown of the Skalds》を取り上げたいと思います。
この記事では《スカルドの決戦》について触れていきたいと思います。
《スカルドの決戦》とは
《スカルドの決戦》は「カルドハイム」に収録された英雄譚です。レアリティはレアです。
当時のスタンダードでもアドバンテージ源かつクリーチャーを強化するカードとして活躍していました。
最近ではパイオニアの「白赤ビートダウン」で採用される機会があります。
直近のパイオニアの大会での採用実績からか価格の方は上昇傾向を見せ、現在の参考価格は400円程度となっています。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
衝動的ドローとクリーチャー強化
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― あなたのライブラリーの一番上からカード4枚を追放する。次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそれらのカードをプレイしてもよい。
II, III ― このターン、あなたが呪文を唱えるたび、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。
Ⅰ章では4枚の衝動的ドローを行います。
《スカルドの決戦》をプレイしたターンにはほとんど行動できないでしょうから、次のターンに2~3枚のカードをプレイできるという具合になることが多いです。
Ⅱ章、Ⅲ章では呪文を唱えるたびに、クリーチャー1体に+1/+1カウンターを置くことができます。
Ⅰ章で衝動的ドローを行っているのでその分の呪文によってクリーチャーを強化することができるようになっています。
例えば、3枚プレイできれば+1/+1カウンター3個分になるので馬鹿にならない強化量です。
サンプルデッキ
こちらはパイオニアの「白赤ビートダウン」のデッキリストです。
MOの「Pioneer Preliminary 2023-07-05, 2nd Place, 3-1」という結果を残したリストになります。
デッキの軸となっているのは《復興の領事、ピア・ナラー》です。追放領域からカードをプレイするたびに1/1の飛行機械・トークンを生成することができます。
《スカルドの決戦》と組み合わせることで複数体のトークン生成が見込めます。土地のプレイによっても誘発するので想像より多くのトークンが生成されることでしょう。
以前、《復興の領事、ピア・ナラー》を紹介したこちらの記事に記載したリストには、《スカルドの決戦》が採用されていなかったので短期間の間にリストが洗練されてきたように感じます。《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》についても同様に新しく採用されるようになったカードですね。
まとめ
この記事では「カルドハイム」に収録される《スカルドの決戦》を紹介しました。
スタンダードで活躍したカードが違う環境で再注目されるようになるのは面白いですね。昔のカードをストレージから引っ張り出してくるのも楽しいことだと思います。