「カルドハイム」に収録されたカード《アールンドの天啓/Alrund's Epiphany》を取り上げたいと思います。
2023年8月の予選ウィークエンドはエクスプローラーでした。そこで《アールンドの天啓》入りのイゼットコントロールを有名ストリーマーの方がプレイしていました。
Played this cool Turns deck that we made on stream. Chandra doubling up Epiphany ends the game. Blood Sun is great in Lotus mirros, good against creature lands etc and makes your Lotus come in untapped. pic.twitter.com/eV3R9APX3G
— Stephen Croke (@crokeyz) August 12, 2023
この記事では《アールンドの天啓》について触れていきたいと思います。
《アールンドの天啓》とは
《アールンドの天啓》は「カルドハイム」に収録されたソーサリーです。レアリティは神話レアです。
1/1の飛行・トークン2体と追加ターンを得ることができます。予顕によってマナ・コストを分割することも可能です。
《アールンドの天啓》はスタンダードにて禁止経験のあるカードです。
《アールンドの天啓》は我々が10月の告知でメタゲームの多様性に悪影響を及ぼす可能性があると取り上げていたカードです。強力な後半戦用カードがある青いデッキは、ミッドレンジを自然に捕食するデッキとして良い働きをすることがありますが、追加ターンを連続で得るデッキは止めるのが特に難しいことがあり、メタゲーム内に多すぎる場合対戦して腹立たしいものになります。《アールンドの天啓》の予顕能力は重いカードへの伝統的な対策である手札破壊での対処を難しくします。
「MTGアリーナ」のランク戦全体(特にBO1=1本先取)を支配しているわけではありませんが、《アールンドの天啓》デッキは最高レベルの競技プレイやトーナメントで特に人気があり成功を収めています。メタゲーム内に中速や低速のアーキタイプの居場所を作るため、そして連続追加ターンという不満の溜まりやすいプレイパターンに対処するため、《アールンドの天啓》はスタンダードで禁止となります。
上記は禁止改訂の理由の抜粋です。《運命のきずな/Nexus of Fate》の例もありますが、追加ターンはかなりストレスふるなカードだと認識されているようです。
スタンダード当時は最高で3,000円を超えるレア・カードとなっていました。現在の参考価格は1,200円程度となっています。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
予顕を持つ1/1飛行トークン2体と追加ターンスペル
飛行を持つ青の1/1の鳥・クリーチャー・トークン2体を生成する。このターンに続いて追加の1ターンを行う。アールンドの天啓を追放する。
予顕(4)(青)(青)(あなたのターンの間、あなたは2を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
《アールンドの天啓》は飛行を持つ1/1トークン2体の生成と追加ターンを得ることができるソーサリーです。
飛行クリーチャーなので攻撃を通しやすい特徴があります。《アールンドの天啓》を連続で唱えると2点→4点(合計6点)→6点(合計12点)→8点(合計20点)という具合になっていてフィニッシャーとなるスペルです。
予顕によって追放領域に逃すことができ、コントロールにはありがちなハンデスに弱いという弱点を克服できる能力となっています。
まとめ
この記事では「カルドハイム」に収録される《アールンドの天啓》を紹介しました。
エクスプローラーではあまり活躍してこなかった《アールンドの天啓》ですが、再び活躍するようになれば面白いですね。