「イコリア:巨獣の棲処」に収録されたカード《獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer》を取り上げたいと思います。
先日の《巨智、ケルーガ/Keruga, the Macrosage》に続いて相棒サイクルとなります。
パイオニアで行われた「Pioneer Preliminary 2024-01-05, 5th Place, 2-1」にて入賞した「赤単アグロ」に《獲物貫き、オボシュ》は採用されていました。
この記事では《獲物貫き、オボシュ》について触れていきたいと思います。
《獲物貫き、オボシュ》とは
《獲物貫き、オボシュ》は「イコリア:巨獣の棲処」に収録された伝説のクリーチャーです。レアリティはレアです。
イコリアの伝説のクリーチャーである相棒のサイクルである1枚です。
相棒にできるクリーチャーは各2色の色の組み合せで計10枚存在します。
空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad(白青)
夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den(白黒)
深海の破滅、ジャイルーダ/Gyruda, Doom of Depths(青黒)
呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser(青赤)
獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer(黒赤)
集めるもの、ウモーリ/Umori, the Collector(黒緑)
湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring(赤緑)
黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker(赤白)
孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard(緑白)
巨智、ケルーガ/Keruga, the Macrosage(緑青)
某ショップでの現在の参考価格は50円程度となっています。構築でも稀に活躍しているカードですが1枚あれば十分というところでかなり安価で入手することができます。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
相棒にでき、奇数のパーマネントが与えるダメージを倍にする
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、点数で見たマナ・コストが奇数のカードと土地・カードのみが入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、あなたはあなたがソーサリーを唱えられるときならいつでも {3}でゲームの外部からこれをあなたの手札に加えてもよい。)
※相棒のルールについて、印刷時から変更がありました。あなたがコントロールしていて点数で見たマナ・コストが奇数である発生源がパーマネントやプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりに、それはそのパーマネントかプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。
《獲物貫き、オボシュ》は5/3/5というスタッツを持つクリーチャーです。
相棒に指定するためにはデッキに含まれるカードをすべて奇数のマナ・コストのカードと土地にしなければなりません。
3マナで手札に加えることができますがこれは印刷時からルールが変更された能力です。
メインとなる能力は奇数であるパーマネントが与えるダメージを2倍にする能力を持っています。
相棒に指定していればデッキのパーマネントは奇数であるのですべてのパーマネントのダメージが2倍になると考えることができます。
自身にも能力は適用されるため《獲物貫き、オボシュ》は5/6/5に相当するスタッツとなっています。
サンプルデッキ:パイオニア/赤単アグロ
パイオニアで行われた「Pioneer Preliminary 2024-01-05, 5th Place, 2-1」にて入賞した「赤単アグロ」になります。
《獲物貫き、オボシュ》はこのデッキに相棒として採用されていました。
相棒に《獲物貫き、オボシュ》を指定しているためデッキのカードが奇数のマナコストのカードのみで構成されています。
「アマリアコンボ」への対策として《熊野と渇苛斬の対峙/Kumano Faces Kakkazan》と《暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon》が自然に採用できるのが強みですね。
まとめ
この記事では「イコリア:巨獣の棲処」に収録される《獲物貫き、オボシュ》を紹介しました。
パイオニア程度のカードパワーのカードプールであれば十分《獲物貫き、オボシュ》は通用しそうですね。