「団結のドミナリア」に収録されたカード《潜伏工作員、アジャニ/Ajani, Sleeper Agent》を取り上げたいと思います。
パイオニアの「Pioneer Preliminary 2023-08-16, 8th Place, 3-1」にて《潜伏工作員、アジャニ》入りの「セレズニアアグロ」が入賞していました。
この記事では《潜伏工作員、アジャニ》について触れていきたいと思います。
《潜伏工作員、アジャニ》とは
《潜伏工作員、アジャニ》は「団結のドミナリア」に収録されたプレインズウォーカーです。レアリティは神話レアです。
ストーリー上でファイレクシアン・プレインズウォーカーに完成化させられていたアジャニです。
発売当初はアドバンテージと強化の能力からそこそこ使われるのではないかという評価をされたのか1,000円を超える価格が付いていました。現在はほとんど使われることがないカードなので参考価格は180円程度となっています。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
完成化、濾過、+1/+1カウンターと警戒の付与、呪文を唱えるたび毒の付与
完成化((緑Φ/白Φ)は(緑)でも(白)でも2点のライフでも支払うことができる。ライフで支払ったなら、2個少ない忠誠カウンターで戦場に出る。)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を公開する。それがクリーチャーやプレインズウォーカーであるカードなら、それをあなたの手札に加える。そうでないなら、それをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。 [-3]:クリーチャー最大3体を対象とし、3個分を割り振る。それらの上にその割り振った個数の+1/+1カウンターを置く。ターン終了時まで、それらは警戒を得る。 [-6]:「あなたがクリーチャーやプレインズウォーカーである呪文を唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。それは毒カウンター2個を得る。」を持つ紋章を得る。
《潜伏工作員、アジャニ》は完成化したプレインズウォーカーであるため、デメリットもありますがマナコストをΦマナで支払うことができるようになっています。
[+1]ではライブラリートップのクリーチャーやプレインズウォーカーを濾過できます。Φマナで支払った場合は3マナのプレインズウォーカーなので確定アドバンテージだと強すぎるためか、大体半分くらいの確率で成功するという塩梅になりそうです。
[-3]ではクリーチャー3体に+1/+1カウンターを3個割り振り警戒を付与することができます。マイナス能力なだけあって能力はまあまあ強力です。
シンプルなカードだと《セレスタス防衛/Defend the Celestus》という近いカードがあります。能力的には4マナ相当の能力となっています。
[-6]ではクリーチャーやプレインズウォーカーを唱えるたびに毒カウンターを2個与えることができます。これだけで毒殺するには5回唱える必要があるので奥義としては微妙です。
スムーズに毒殺するには毒カウンターを主体とするデッキにしたいところです。あまり使うことがなさそうな能力ですね。
サンプルデッキ:パイオニア/セレズニアアグロ
《潜伏工作員、アジャニ》はパイオニアの「セレズニアアグロ」に採用されています。
「Pioneer Preliminary 2023-08-16, 8th Place, 3-1」という結果を残したリストになります。
クリーチャーを詰め込み《集合した中隊/Collected Company》と《カイラの再建/Kayla's Reconstruction》で盤面を取りに行くデッキになっています。
《潜伏工作員、アジャニ》はリソース不足になりやすいこのデッキのアドバンテージ源として、また、《粗暴な聖戦士/Brutal Cathar》などの打点の少し足りないユーティリティークリーチャーの補助として活躍します。
まとめ
この記事では「団結のドミナリア」に収録される《潜伏工作員、アジャニ》を紹介しました。
能力自体はそこそこ戦えるレベルのカードであると当初は評価されたカードなので、もっと活躍して欲しいところですね!