「神々の軍勢」の《歓楽の神、ゼナゴス》を掘り下げてみた

「神々の軍勢」に収録されたカード《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》を取り上げたいと思います。

《歓楽の神、ゼナゴス》は近日中にMTGアリーナに実装される予定で、「エクスプローラー・アンソロジー3」に収録されることが決っています。

この記事では《歓楽の神、ゼナゴス》について触れていきたいと思います。

 

《歓楽の神、ゼナゴス》とは

 

《歓楽の神、ゼナゴス》は「神々の軍勢」に収録された伝説のクリーチャー・エンチャントです。レアリティは神話レアです。

「神々の軍勢」の神サイクルの1枚で、グルールカラーで速攻とP/T修正を付与するクリーチャー・エンチャントです。

P/T修正はパワーが高ければ高いほど修正値が高くなり、パワーが10以上のクリーチャーと組み合わせると一撃でライフを20点以上削ることができるようになります。

特に《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》との組み合わせがよく挙げられます。この組み合わせはパイオニアの「イゼット独創力」で採用されて活躍しています。

 

 

発売当初が高額だったようですが、徐々に値下がりを見せていました。その後はパイオニアのイゼット独創力に採用されたことで値上がりしたように思えます。

現在の参考価格は1,800円程度となっています。デッキに複数枚採用しないカードとしては高額な部類に入るのではないでしょうか。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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神、速攻とP/T修正

破壊不能

あなたの赤と緑への信心が7未満であるかぎり、歓楽の神、ゼナゴスはクリーチャーではない。

あなたのターン中の戦闘の開始時に、あなたのコントロールする他のクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで速攻を得るとともに+X/+Xの修整を受ける。Xはそのクリーチャーのパワーに等しい。

 

「神々の軍勢」の神サイクルで破壊不能と信心が高まっているときのみクリーチャー化するという能力を持ちます。

《解呪/Disenchant》などのエンチャント破壊で破壊されない点は強みです。

信心7というのは達成が比較的難しいので《歓楽の神、ゼナゴス》本体で殴りかかる場面はあまりなさそうではあります。トリプルシンボルくらいのクリーチャーをデッキに採用していれば割と簡単に信心7を達成しそうではあります。

 

このクリーチャーのメインの能力は次の能力です。

戦闘開始時にクリーチャー1体を対象として速攻を与え、そのパワーに等しい+X/+X修正を与えることができます。

 

 

パイオニアの「イゼット独創力」では《世界棘のワーム》と組み合わせて使われています。《世界棘のワーム》は元々のスタッツが15/15あるので、《歓楽の神、ゼナゴス》で速攻を与えて30/30のクリーチャーとして攻撃していくことができます。トランプルも付いているのでほぼ即死ですね。

 

サンプルデッキ:パイオニア/イゼット独創力

《歓楽の神、ゼナゴス》はパイオニアの「イゼット独創力」のコンボのキーカードとして採用されて活躍しています。

 

 

直近で「Pioneer Preliminary 2023-07-11, 3rd Place, 3-1」という結果を残したリストになります。

 

《不屈の独創力/Indomitable Creativity》で宝物などのトークン2つを破壊し、《歓楽の神、ゼナゴス》と《世界棘のワーム》を同時に戦場に出して一撃必殺を決めるというコンボコントロールデッキになっています。

 

 

パイオニアの「イゼット独創力」は基本的にコントロールのように振る舞いますがフィニッシュに使われるカードが異なる場合があります。「ゼナゴスワーム」型、「オパス+奔流の機械巨人」型、「アトラクサ」型の3種類が存在します。どれも《不屈の独創力/Indomitable Creativity》から戦場に出されるカードです。

なので、パイオニアで「イゼット独創力」の話をする場合にはどの型を示すのかよく確認してから話を進めると会話がスムーズです。

 

3つの型の中で「ゼナゴスワーム」型は一撃必殺でゲームを決めることができるのが最大の強みです。対戦相手がタップアウトしている場合はゲームエンドになるでしょう。

「オパス+奔流の機械巨人」型、「アトラクサ」型の場合は返しのターンで除去されてしまうとそのままゲームが続くことになります。

 

まとめ

この記事では「神々の軍勢」に収録される《歓楽の神、ゼナゴス》を紹介しました。

もうすぐ「エクスプローラー・アンソロジー3」に収録されて《歓楽の神、ゼナゴス》はMTGアリーナに実装されます。パイオニアのデッキがまたひとつエクスプローラーで使えるようになるのでとても楽しみです!

 

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