「神々の軍勢 」の《撤回のらせん》を掘り下げてみた

「神々の軍勢 」に収録されたカード《撤回のらせん/Retraction Helix》を取り上げたいと思います。

パイオニアのMO Leagueにて《撤回のらせん》入りの面白いデッキが5-0していました。

この記事では《撤回のらせん》について触れていきたいと思います。

 

《撤回のらせん》とは

 

《撤回のらせん》は「神々の軍勢」に収録されたインスタントです。レアリティはコモンです。

クリーチャーに能力を付与できる面白いタイプのカードです。タップするとパーマネントを手札に戻すという能力を与えることができます。

現在はパイオニアで《侵攻の伝令、ローナ/Rona, Herald of Invasion》と合わせたコンボで活躍しています。

 

 

《消し去りの才覚/Banishing Knack》の同型再版ですね。

 

 

《撤回のらせん》は《侵攻の伝令、ローナ》とのコンボが発見されてから値上がりしています。現在の参考価格は200円程度となっています。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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タップでパーマネントをバウンスする能力を付与

クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで「(T):土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。」を得る。

 

クリーチャー1体にタップすることでパーマネントを1つをバウンスする能力を付与することができます。

 

 

《撤回のらせん》は《侵攻の伝令、ローナ》、《モックス・アンバー/Mox Amber》と組み合わせると無限コンボを行うことができます。

こちらはパイオニアの範囲で成立させることができるコンボです。

手順は下記の通りです。

 

  1. 《撤回のらせん》をローナにプレイ
  2. 《侵攻の伝令、ローナ》に付与された能力で《モックス・アンバー》を手札に戻す
  3. 《モックス・アンバー》をプレイ
  4. 《侵攻の伝令、ローナ》がアンタップ
  5. 《モックス・アンバー》からマナを出す
  6. 繰り返して無限マナ

 

この組み合わせでは無限キャスト、無限マナが成立します。

 

パウパーの範囲でも無限コンボが存在しています。

《撤回のらせん》と《鋼ヒレの鯨/Steelfin Whale》、《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》と組み合わせると無限パワーになります。

《鋼ヒレの鯨》は《侵攻の伝令、ローナ》に似てアーティファクトが戦場に出るたびアンタップします。

《チス=ゴリアの歯》は親和で0マナになることができ、タップでパワーを上昇させる能力を持っています。

 

サンプルデッキ:パイオニア/らせんコンボ

《撤回のらせん》はパイオニアの「らせんコンボ」に採用されています。

 

 

Pioneer League 2023-07-17, 5-0」という結果を残したリストになります。

らせんコンボのフィニッシュ手段として《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》からの《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir》が採用されています。サイドボードは《大いなる創造者、カーン》のためのウィッシュボードになっていますね。

 

このデッキの面白いところとして《銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast》が採用されている点です。2マナのクリーチャーから《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》にジャンプアップすることができます。

色々な手段を模索したハイブリッド型という印象を受けました。

 

まとめ

この記事では「神々の軍勢」に収録される《撤回のらせん》を紹介しました。

《撤回のらせん》を使ったコンボは今回紹介したデッキのようにまだ新しいタイプのデッキが開発されているので、可能性のあるカードだと感じました。

MTGアリーナではまだ未収録のカードなので早く収録されることに期待です!

 

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