「フォーゴトン・レルム探訪」の《願い》を掘り下げてみた

「フォーゴトン・レルム探訪」に収録されたカード《願い/Wish》を取り上げたいと思います。

モダンの「Event: SUN 9AM - Pro Tour Competitor Second Chance PTQ, 7-1」にて《願い》入りの「ナヤスケープシフト」が入賞していました。

この記事では《願い》について触れていきたいと思います。

 

《願い》とは

 

《願い》は「フォーゴトン・レルム探訪」に収録されたソーサリーです。レアリティはレアです。

唱えるとゲーム外部にあるカード1枚をプレイすることができます。このターン中という制限はありますが非常に柔軟性に富んだ動きもできる効果です。

 

「願い」という名称自体はサイドボードを含めたシルバーバレット戦術を持つシステムとして知られていて、「ジャッジメント」と「未来予知」でそれぞれカードが収録されています。

 

「ジャッジメント」

  • 《黄金の願い/Golden Wish》 → アーティファクト・エンチャント
  • 《狡猾な願い/Cunning Wis》 → インスタント
  • 《死せる願い/Death Wish》 → 任意、ライフの半分を失う
  • 《燃え立つ願い/Burning Wish》 → ソーサリー
  • 《生ける願い/Living Wish》 → クリーチャー・土地

「未来予知」

  • 《きらめく願い/Glittering Wish》 → 多色のカード

 

 

発売当初はかなり値段がついていたようですが、現在の参考価格は250円程度となっています。

 

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ゲーム外部のカードをプレイ

このターン、あなたはゲームの外部にありあなたがオーナーであるカード1枚をプレイしてもよい。

 

このカードではゲーム外部のカードをこのターン中のみプレイすることができます。

能力は至ってシンプルです。

多数あるサイドボードの中から好きなカードを柔軟に唱えるか、もしくは、確実に唱えたいカードをサイドボードに置いておき必中させるという2つの使い方がメインとなりそうです。

 

サンプルデッキ:モダン/ナヤスケープシフト

《願い》はモダンの「ナヤスケープシフト」に採用されています。

 

 

メインカラーは緑および赤といった構成で、白はタッチカラーとして主に妨害を目的として採用されています。

《風景の変容/Scapeshift》によって《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》と「山」が7つ同時に戦場にでれば21点のダメージを一撃で与えることができるというコンボによって勝利を目指すデッキです。

 

このデッキにおける《願い》はコンボパーツである《風景の変容》をプレイできるようにするほかに各種サイドカードを柔軟に使うことができるという2つの役割を持っています。

 

まとめ

この記事では「フォーゴトン・レルム探訪」に収録される《願い》を紹介しました。

能力がマシマシなカードの方が強い時代である一方、能力が非常にシンプルな《願い》が「フォーゴトン・レルム探訪」で収録されて活躍しているの非常に面白いと思いました。

 

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