「機械兵団の進軍」に収録されるカード《新ファイレクシアへの侵攻/Invasion of New Phyrexia》が新しく公開されました。
この記事では《新ファイレクシアへの侵攻》について触れていきたいと思います。
この記事の目次
《新ファイレクシアへの侵攻》とは
《新ファイレクシアへの侵攻》は「機械兵団の進軍」に収録される「バトル」の「包囲戦」であるカードです。「Siege」の日本語訳は「包囲戦」でしたね。レアリティは神話・レアとなっています。
表面は「バトル」、裏面はプレインズウォーカーの《ザルファーのテフェリー・アコサ/Teferi Akosa of Zhalfir》です。
テフェリーは《ドミナリアの英雄、テフェリー》というカードが非常に強く知られているため「ドミナリア」次元出身であることは有名です。「ザルファー」はその「ドミナリア」の国家でテフェリーの故郷のことでもあります。
少し古いカードですが、《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》というカードもあります。「時のらせん」は2006年10月に発売されているので、17年近く前のカードです。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
表面:2/2の騎士トークンX体を生成
(包囲戦1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える。)
新ファイレクシアへの侵攻が戦場に出たとき、警戒を持つ白青の2/2の騎士・クリーチャー・トークンをX体を生成する。
表面の《新ファイレクシアへの侵攻》では、多数のクリーチャー・トークンを生成することができます。
近いカードとしては、「灯争大戦」に収録された《栄光の終焉/Finale of Glory》が近いですね。こちらのカードもトークン生成に強力なおまけ効果が付いています。
裏面:《ザルファーのテフェリー・アコサ/Teferi Akosa of Zhalfir》
《ザルファーのテフェリー・アコサ》は《新ファイレクシアへの侵攻》を打倒することで変身するプレインズウォーカーです。
[+1]:ルーティング
[+1]:カードを2枚引く。その後、あなたがクリーチャー・カード1枚を捨てないかぎり、カード2枚を捨てる。
忠誠度プラス能力はドロー能力となっています。クリーチャーを捨てないかぎり手札は増えないので、土地を捨てることで手札の質を高めるための能力として使う場面が多そうです。表面がXをマナコストに含む呪文なので土地が多いほうが強い効果です。そのため、《ザルファーのテフェリー・アコサ》に裏返る頃には土地が手札に余ることになる状況が予想されます。
近いカードとしては《神秘の瞑想/Mystic Meditation》が挙げられます。クリーチャー・カードを捨てなければ、2枚のディスカードを要求されます。
[-2]:騎士を強化する紋章
「あなたがコントロールしているすべての騎士は+1/+0の修正を受け護法(1)を持つ。」を持つ紋章を得る。
表面の《新ファイレクシアへの侵攻》で生成した騎士・トークンを強化することができる能力です。変身した直後の戦闘後メイン・フェイズで1回起動、次のターンでもう1度起動することで、4/2トークンが複数体殴りかかることになり、相当高い打点が期待できそうです。
この能力から《ザルファーのテフェリー・アコサ》は攻撃性能の高いプレインズウォーカーのように感じます。普段のコントロールチックなテフェリーとは扱い方を変えなければならなそうです。
[-3]:土地でないパーマネントをライブラリーに戻す
[-3]の能力は土地でないパーマネントの除去効果です。《ドミナリアの英雄、テフェリー》を思い出させる能力です。あなたがコントロールしているクリーチャーX体をタップする。そうしたとき、対戦相手がコントロールしていてマナ総量がX以下である土地でないパーマネント1つを対象とする。それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
表面の《新ファイレクシアへの侵攻》で出したトークンを上手く活用しながら、能力を使いましょうということですね。
まとめ
この記事では「機械兵団の進軍」に収録される《新ファイレクシアへの侵攻》を紹介しました。
テフェリーでありながら、普段よりアグレッシブな能力を持っているカードだと感じました。