「イクサラン」に収録されたカード《暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon》を取り上げたいと思います。
パイオニアにおいて直近、サイドボードによく《暴れ回るフェロキドン》は採用されています。
その強さと採用理由はいったい何なのでしょうか。
この記事では《暴れ回るフェロキドン》について触れていきたいと思います。
《暴れ回るフェロキドン》とは
《暴れ回るフェロキドン》は「イクサラン」に収録されたクリーチャーです。レアリティはレアです。
当時のスタンダードのおいては赤単アグロデッキ(ラムナプレッド)が非常に強力であり、そのデッキを弱体化させる目的で禁止カードに指定されました。
その後、メタゲームの変化に伴って禁止カードへの指定は解除されました。禁止カードに指定された後、ローテーションを伴わずに指定解除されたカードはMTG史上初となっているそうです。
直近のパイオニアでは「アマリアコンボ」の対策として《暴れ回るフェロキドン》がサイドボードに採用されることがあります。
「アマリアコンボ」は《アマリア・べナヴィデス・アギーレ》と《野茂み歩き》を揃えることによる無限ライフゲインによるコンボを擁するデッキです。
《暴れ回るフェロキドン》はその無限コンボ中の無限ライフへの妨害に役立ちます。
現在の参考価格は700円程度となっています。直近で高騰などはみせておらず、平均してある程度の価格のするカードです。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
プレイヤーはライフを得られず、クリーチャーが戦場に出るたび1点のダメージ
威迫
プレイヤーはライフを得られない。
他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、暴れ回るフェロキドンはそのクリーチャーのコントローラーに1点のダメージを与える。
《暴れ回るフェロキドン》は3/3/3、威迫とそれなりに高いスタッツを持っています。
メインとなる能力のひとつ目はライフを得られないという能力です。これによりライフゲインによって延命するデッキに対してアグロデッキが対抗手段を持つことができるようになっています。
ふたつ目の能力は他のクリーチャーが戦場に出るたびにそのコントローラーに1点のダメージを与える能力です。対戦相手が多数のブロッカーを並べようとしてもそれでダメージを与えることができます。《暴れ回るフェロキドン》自体が威迫を持っているためブロッカーをかなり並べないとブロックすらできないのも噛み合っていると言えるでしょう。
まとめ
この記事では「イクサラン」に収録される《暴れ回るフェロキドン》を紹介しました。
禁止カードの指定と解除を経験した珍しいカードである《暴れ回るフェロキドン》はある種ネタにされがちでしたが、最近再び注目を浴びるようになってきて面白いですね。