「モダンホライゾン2」の《暗号動物学者、ローニス》を掘り下げてみた【ローニスコンボ】

「モダンホライゾン2」に収録されたカード《暗号動物学者、ローニス/Lonis, Cryptozoologist》を取り上げたいと思います。

モダンの「Modern Preliminary 2023-08-03, 1st Place, 4-0」にて《暗号動物学者、ローニス》が採用された「ローニスコンボ」が入賞していました。

 

この記事では《暗号動物学者、ローニス》について触れていきたいと思います。

 

《暗号動物学者、ローニス》とは

 

《暗号動物学者、ローニス》は「モダンホライゾン2」に収録された伝説のクリーチャーです。レアリティはレアです。

「モダンホライゾン2」のレアの2色カードサイクルの1枚です。

 

 

《暗号動物学者、ローニス》は「モダンホライゾン2」の発売当初からそこまで高額なカードではなく、現在の参考価格は80円程度のカードです。

単体で仕事をしないカードなのでカードパワーは低めといった印象を受けます。

 

次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。

 

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非トークン・クリーチャーが出たとき調査し、手掛かりを生け贄で相手のライブラリーから土地でないパーマネントを出す

これでもトークンでもないクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、調査を行う。

(T), 手掛かりX個を生け贄に捧げる:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上からカードX枚を公開する。あなたはその中から、マナ総量がX以下で土地でないパーマネント・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出してもよい。そのプレイヤーは残りを自分のライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

 

《暗号動物学者、ローニス》は非トークン・クリーチャーが戦場に出るたびに調査を行うことができます。

純粋な目で見れば調査によって手掛かりトークンが生成されるので、それを利用することでアドバンテージが取れるようになっています。

 

もうひとつの能力は手掛かりを生け贄に捧げることで、対戦相手のライブラリーX枚からXマナ以下の土地でないパーマネント・カードを戦場に出すことができます。

手掛かりをたくさん生成した後、それを利用して盤面を強化するという使い方になります。

 

サンプルデッキ:モダン/ローニスコンボ

《暗号動物学者、ローニス》はモダンの「ローニスコンボ」に採用されています。

 

 

Modern Preliminary 2023-08-03, 1st Place, 4-0」という結果を残したリストになります。

「ローニスコンボ」は複数のコンボルートから勝利を目指すコンボデッキとなっています。《集合した中隊/Collected Company》と《召喚の調べ/Chord of Calling》で各クリーチャーを直接戦場へ出せるように構築されています。

 

次に、簡単にですがコンボの動きを確認していきます。詳細に書くともう少しコンボになる組み合わせがあると思います。

 

無限ドレイン:《サムワイズ・ギャムジー》+《大釜の使い魔》+《臓物の予見者》

無限ドレインによって勝利を目指す基本パターンのひとつです。

  1. 《サムワイズ・ギャムジー》、《臓物の予見者》を戦場に揃える
  2. 《大釜の使い魔》を戦場に出して1点ドレイン、《サムワイズ・ギャムジー》の効果で食物を生成
  3. 《臓物の予見者》で《大釜の使い魔》を生け贄
  4. 食物を生け贄に《大釜の使い魔》を戦場に戻す
  5. (2)~(4)を無限ループして勝利

 

このパターンでは《サムワイズ・ギャムジー》は《暗号動物学者、ローニス》と《アカデミーの整備士》で代用することも可能です。

ループ中での食物の生成を2枚で代用させることができます。

 

無限ドレイン:《サムワイズ・ギャムジー》+《大釜の使い魔》+《リスの将軍、サワギバ》+《アカデミーの整備士》

《臓物の予見者》のサクリ台の役割を《リスの将軍、サワギバ》+《アカデミーの整備士》で代用するパターンです。

  1. 《サムワイズ・ギャムジー》、《リスの将軍、サワギバ》+《アカデミーの整備士》を戦場に揃える
  2. 《大釜の使い魔》を戦場に出して1点ドレイン、《サムワイズ・ギャムジー》の効果で食物を生成、《アカデミーの整備士》の置換効果で宝物と手掛かりも追加で生成、《リスの将軍、サワギバ》の置換効果でリスを3体生成(MTG Wiki参照
  3. 宝物からマナを出し《リスの将軍、サワギバ》でリスを生け贄に《大釜の使い魔》にマイナス修正して死亡させる
  4. 食物を生け贄に《大釜の使い魔》を戦場に戻す
  5. (2)~(4)を無限ループして勝利

 

このパターンでは《サムワイズ・ギャムジー》は《暗号動物学者、ローニス》に代用することが可能です。

ループ中での食物の生成を《暗号動物学者、ローニス》と《アカデミーの整備士》で代用させるイメージです。

 

無限マナ、無限ライフ、無限ドロー:《サムワイズ・ギャムジー》×2枚+《アカデミーの整備士》×2枚

レジェンド・ルールを一種のサクリ台のように利用しループさせるパターンです。

  1. 《サムワイズ・ギャムジー》、《アカデミーの整備士》×2枚を戦場に揃える
  2. 《サムワイズ・ギャムジー》を戦場に出し、《サムワイズ・ギャムジー》をレジェンド・ルールで墓地へ送る
  3. 《サムワイズ・ギャムジー》の食物の生成効果は《アカデミーの整備士》×2枚の置換効果で食物、宝物、手掛かりが各3つ生成される。(MTG Wiki参照
  4. 《サムワイズ・ギャムジー》で食物×3を生け贄に墓地の《サムワイズ・ギャムジー》を手札に加える
  5. (2)~(4)を繰り返して無限マナ、無限ライフ、無限ドロー

 

2枚目の《サムワイズ・ギャムジー》はサクリ台+歴史的なカードでも代用できます。

 

まとめ

この記事では「モダンホライゾン2」に収録される《暗号動物学者、ローニス》を紹介しました。

モダンのローニスコンボはかなり複雑なコンボデッキなので色々と覚えなければいけないことが多いので大変そうなデッキでした。

 

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