「基本セット2020」に収録されるカード《隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand》を取り上げたいと思います。
この記事では《隠された手、ケシス》について触れていきたいと思います。
《隠された手、ケシス》とは
《隠された手、ケシス》は「基本セット2020」に収録されたクリーチャーです。レアリティは神話レアです。
ケシス・コンボの核として有名な1枚です。墓地のカードを再度唱えることができるようになるので、ライブラリーを切削しながら墓地を溜めてマナを捻出しライブラリーアウトで勝利するというコンボになっています。
パイオニアでは2020年8月の禁止制限告知によって禁止となったカードです。
そのため、我々は《真実を覆すもの》、《死の国からの脱出》、《歩行バリスタ》、《隠された手、ケシス》の禁止を選択しました。我々の狙いはゲームの序盤から中盤にプレイヤーがタップアウトした場合コンボに殺されてしまうリスクを劇的に減らすことです。この変更は伝統的なミッドレンジやコントロールに環境を開き、アグロ・デッキの手札破壊と打ち消し呪文に対する圧力を少なくするはずです。
禁止理由としては序盤、中盤の早期の段階でもタップアウトしてしまうとコンボを止められずゲームが終了してしまうということを危惧して禁止となっています。
パイオニアで禁止ということで使用できるフォーマットが限られているため、参考価格としては300円くらいのカードとなっています。
次の項目からはこれらの能力を細かくみていきましょう。
マナ・コスト軽減と墓地再利用
あなたが伝説の呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたの墓地から伝説のカード2枚を追放する:ターン終了時まで、あなたの墓地にある各伝説のカードはそれぞれ「あなたは墓地からこのカードをプレイしてもよい。」を得る。
ひとつ目の能力は伝説の呪文のコストを軽減する能力です。
この能力は手札、墓地に限らずコストを軽減するので、無限コンボのループを助ける効果を持ちます。
ふたつ目の能力は墓地から伝説のカード2枚を追放することで、墓地の伝説のカードを再度プレイしてもよい能力です。
ケシス・コンボでは切削ができるカードと《モックス・アンバー/Mox Amber》などのマナを捻出できるカードを繰り返し唱えます。そして、デッキを掘り進めながら墓地をため、ライブラリーアウトで勝利するという手順になります。
やや複雑な手順になっているのでデッキを回すには練習が必要なデッキになっています。
MTGアリーナのヒストリックでもケシス・コンボは成立しており、強力なアーキタイプになっています。
まとめ
この記事では「基本セット2020」に収録される《隠された手、ケシス》を紹介しました。
MTGアリーナでもヒストリックで使用できるカードです。たまにコンボを使いたいなというときにはケシス・コンボで遊んでみてはいかがでしょうか。