この記事では2023年2月3日に発売された「ファイレクシア:完全なる統一」の高額カードを紹介していきたいと思います。日本語版の通常版カードの価格順に紹介していきます。
この記事の目次
1位:《機械の母、エリシュ・ノーン》
《機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines》 |
参考価格:5,500円 |
《機械の母、エリシュ・ノーン》は今回の「ファイレクシア:完全なる統一」の顔ともいえるカードで、パッケージのイラストにも採用されています。
5マナ4/7警戒とビッグサイズなクリーチャーで、自分のEtBを2倍にし、対戦相手のEtBを無効にする能力を持ちます。戦場に与える影響はとても大きいものになるでしょう。スタンダードでの活躍については賛否両論あるので実際の結果が出るまで分からないといったところでしょうか。
特にEDHへの影響が大きくなりそうで、以下のツイートのような反響がありました。
統率者戦ルール委員会のSheldon Menery氏の《機械の母、エリシュ・ノーン》についての意見が海外で話題に
— 《青黒家の食卓》管理人、オリバ (@DimirUB) December 23, 2022
軽いコストと強力な効果が良くないプレイ体験をもたらすとし、統率者戦において健全なカードでないと指摘。デザイン時点でWotCに『刷らないでくれ』とコメントした模様https://t.co/VlwA1Edtm3
2位:《栄光のドミヌス、モンドラク》
《栄光のドミヌス、モンドラク/Mondrak, Glory Dominus》 |
参考価格:3,000円 |
《栄光のドミヌス、モンドラク》はイラストにインパクトのあるクリーチャーです。4マナ4/4とスタッツもよく扱いやすいクリーチャーで、生成されるトークンを倍にする能力とクリーチャー2体を生け贄にすると破壊不能になる能力を持ちます。持っている能力自体に若干のシナジーがあるのも嬉しいです。
スタンダードではよく使われている《婚礼の発表》のようなトークンを生成するカードと相性がよいので、実践投入が検討されそうな1枚です。
3位:《偉大なる統一者、アトラクサ》
《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》 |
参考価格:2,800円 |
7マナ7/7、飛行、警戒、接死、絆魂。ライブラリートップ10枚を公開してカードタイプ1つにつき1枚手札に加える能力を持ちます。スタンダードでもスタッツが非常に高く制圧能力はピカイチです。ハンド・アドバンテージを取る能力も強力無比。近いカードでいえば《ニヴ=ミゼット再誕》が挙げられるでしょうか。
スタンダードでも活躍が期待できそうなカードになっています。
レガシーのリアニメイトでも採用が検討されているそうで、こちら(新アトラクサがいかに強いかについて)の記事が参考になります。
4位:《ファイレクシアの立証者》
《ファイレクシアの立証者/Phyrexian Vindicator》 |
参考価格:2,600円 |
4マナ5/5、飛行でダメージを反射するクリーチャーです。受けるダメージはすべて軽減するのでダメージで死亡することがありません。強力なクリーチャーであるものの、クアドラプルシンボルを捻出するのはかなり大変です。
スタンダードでは白単ミッドレンジに赤単対策として投入できそうなクリーチャーです。《ファイレクシアの立証者》は火力や戦闘などのダメージはすべて軽減してしまうので対赤単性能が非常に高くなっています。
5位:《擾乱のドミヌス、ソルフィム》
《擾乱のドミヌス、ソルフィム/Solphim, Mayhem Dominus》 |
参考価格:2,500円 |
戦闘ダメージではないダメージを2倍にする能力を持ちます。カードを2枚捨てることで破壊不能になります。実用的には破壊不能を得るための2枚ディスカードはかなり起動しにくい効果に思えます。
スタンダードでは《金線の酒杯》で一撃20点ダメージ!のようなロマン溢れる使い方も可能です。
個人的には現状少し高騰しすぎているカードに感じました。
6位:《ティラナックス・レックス》
《ティラナックス・レックス/Tyrranax Rex》 |
参考価格:2,500円 |
7マナ8/8、打ち消されない、トランプル、護法(4)、速攻、毒性4。ファッティとしてのインパクトは十分なカードです。
スタンダードでは同じマナコストの《産業のタイタン》と比べられることが多そうなカードです。《ティラナックス・レックス》の方が対戦相手を早期に倒すという意思が強いカードになっているのである程度の棲み分けはできそうです。
7位:《ファイレクシアの抹消者》
《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》 |
参考価格:2,500円 |
4マナ5/5トランプルでダメージを受けるたび発生源のコントローラーはダメージに等しい数のパーマネントを生け贄に捧げる能力を持っています。対戦相手のクリーチャーと「格闘」して強制的にパーマネントを生け贄に捧げさせるコンボが一部話題になっています。
《ファイレクシアの抹消者》は「新たなるファイレクシア / ファイレクシア陣営」に収録されていたカードの再録カードです。MTGアリーナでは「ヒストリック・アンソロジー3」にて既に収録されているカードになります。
8位:《裏切りの棘、ヴラスカ》
《裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting》 |
参考価格:2,200円 |
完成化されているので2点のライフを支払うことでコストを軽減して唱えることができます。「0」で1枚引き「増殖」、「-2」でクリーチャー1体を宝物に変化させ、「-9」でプレイヤー1人の「毒カウンター」を9個にする能力を持ちます。「0」でカードを引きつつ「増殖」で盤面強化を狙え、「-2」で除去が打てる万能なプレインズウォーカーです。
プレインズウォーカーを多数採用したミッドレンジ~コントロールデッキでも強く使えそうなので楽しみなカードです。
9位:《敬慕される腐敗僧》
《敬慕される腐敗僧/Venerated Rotpriest》 |
参考価格:2,200円 |
1マナ1/2、毒性1とコントロールしているクリーチャーが呪文の対象になるたび対戦相手に毒カウンターを与えます。
スタンダードでも青緑アグロで活躍が期待されます。(2/5の晴れる屋/環境初陣戦 in 大須で優勝のリストはこちらから)
禁止級かなどと騒がれてもいますが、《敵対するもの、オブ・ニクシリス》のようになる気がしています。ただ、Bo1では頻繁にみることになるでしょう。不快度的にはローグデッキの《遺跡ガニ》に近いものがありそうです。
レガシーの感染デッキでも活躍が期待されています。
10位:《マイコシンスの庭》
《マイコシンスの庭/The Mycosynth Gardens》 |
参考価格:2,200円 |
スタンダードでは何らかのコンボが発見されないかぎり使われなさそうな土地です。
《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》のコピーになるのは面白そうな動きですね。
Modernでも「Amulet Titan」での採用が検討されているそうです。
まとめ
この記事では「ファイレクシア:完全なる統一」の高額カードを紹介しました。
まだ、発売されて間もないセットなので、これからどんなカードが活躍するのか今から楽しみですね!