公式の発表により、スタンダードのローテーションが2年から3年に変更されることが発表されました。
公式の記事はこちら
この記事ではスタンダードのローテーション期間が変更になることでどのような変化が起きるのか考えていきたいと思います。
ローテーションは2年から3年へ
公式の記事が公開されているので、まずはそちらを確認したいと思います。いったいどのような理由からローテーションを延長するということに至ったのでしょうか。
記事を簡単に要約すると下記のような内容になっています。
スタンダードのフォーマットはMTGアリーナのプレイ回数ではトップだが、テーブルトップでは他フォーマットに取り残されている。
そこで、ローテーションを2年から3年に変更する=ライフサイクルを1年延長する。メリットは3つ。
- 現行スタンダードのカードをより長く使えること
- 時間をかけて、メカニズムやアーキタイプをより効果的に構築できること
- 「色やメカニズム」に注目したデッキ(「セレズニア毒性」や「アゾリウス兵士」のようなデッキ)が多く、ミッドレンジが少ない環境を作るための強力なツールを得られること
スタンダード体験向上のための取り組みは、今後数ヵ月にかけて展開していく予定。
以下の項目ではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
ライフサイクルの延長
「現行スタンダードのカードをより長く使えること」
2年から3年にローテーションが延長されることで長期間カードを使うことができるようになります。
テーブルトップ目線で言えばローテーション落ちによるカード価格≒資産の減少というのが起きにくくなるので、スタンダードをプレイして悲しい思いをすることが減ることになるでしょう。これはプレイヤーのみならず、MTGを取り扱っている店舗も恩恵を受けることができると思います。
メカニズムの深掘り
「時間をかけて、メカニズムやアーキタイプをより効果的に構築できること」
ローテーションまでのスパンが長くなることで特定のアーキタイプやキーワード能力(例えば増殖とか)を深掘りすることができるようになります。
これによってスタンダードのフォーマット特有のデッキがより存在感を増すようになって活力が出るということに繋がるかと思います。
現在は「セレズニア毒性」や「アゾリウス兵士」は少し埋もれているアーキタイプなので、今後はこういったデッキには少しシナジーのあるカードの枚数を増やすなどして、カードパワーを上げていくのだと思われます。
ミッドレンジの少ない環境へ
「「色やメカニズム」に注目したデッキが多く、ミッドレンジが少ない環境を作るための強力なツールを得られること」
「メカニズム」に注目したデッキが強力に作れるというのは前項でも述べた通りです。
しかしながら、「ミッドレンジが少ない環境」になるのでしょうか。通常、カードプールが広がる程グッドスタッフ的なミッドレンジが組みやくなるので、イメージとは反していると感じました。
公式の記事にある「強力なツール」というのが未知の存在なので、どういうアイデアで環境を変えようとしているのか今から楽しみです。
プレイヤーの反応は?
ヤソさんがスタンダードのローテーションについてアンケートを取っていましたので取り上げてみます。
スタンダードのローテーションが2年から3年になることについて良い、悪い、どちらでもないの三択でアンケート投票を行っていました。
少し気になったのでアンケート。
— ヤソ (@yaya3_) May 8, 2023
スタンのローテーションが3年になるのは環境云々を置いておけばいい変更だと思いますか?
結果としては7,383の投票がありました。良い:44.3%、悪い:25.2%、どちらでもいい:30.5%となっていて、良い変化だと捉えた方が多いようでした。
まとめ
この記事ではスタンダードのローテーション期間が延長されることについて考えてみました。