【雑記】ウィノータと似た効果のカード|mtgはポケカ大ヒットを後追い?

過去のカードから《軍団のまとめ役、ウィノータ》の強さを探る

《軍団のまとめ役、ウィノータ》のカードパワーの高さが目立つようになってきました。すでにブロールでは以下の理由で2020/5/18に禁止カードに指定されています。

バランスの観点からは、《軍団のまとめ役、ウィノータ》を統率者としたデッキの高い勝率がそのデッキの使用率を増加させ、ブロールのプレイヤーのプレイ経験の多様性を減少させています。

《軍団のまとめ役、ウィノータ》を含むデッキはスタンダードでは《裏切りの工作員》、ヒストリックでは《アングラスの匪賊》をライブラリーから戦場に出す動きで活躍しています。ライブラリーの上から6枚見てその中からクリーチャーを戦場に出せるという能力は非常に強力です。

似た効果を持つカードとして、《霊気池の驚異》《集合した中隊》の2枚のカードをmtg:wikiを参考に見ていきましょう。

似た効果を持つカードその1:《霊気池の驚異》

《霊気池の驚異》はエネルギー・カウンターを支払うことでライブラリートップの6枚の内、好きなカード1枚を唱えることができるカードです。これにより4ターン目に10マナの《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を唱えることができました。《霊気池の驚異》は2017/6/19に当時のスタンダードで禁止カードになっています。

ライブラリートップの6枚の内の好きなカードを唱えることができるというのは環境によっては禁止になるレベルで強力です。禁止になったのは「健全でもないし楽しくもない」という理由からでした。このような効果のカードデザインは気を付けなければならないことが分かります。

似た効果を持つカードその2:《集合した中隊》

《集合した中隊》はライブラリートップの6枚の内、点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャーを2枚まで戦場に出せるカードです。インスタントなのでクリーチャーがインスタントタイミングで飛び出してくることになります。当時のスタンダードでも《反射魔道士》でクリーチャーをバウンスしたり、《呪文捕らえ》で相手の呪文を追放するなど、強力なEtB能力持ちのクリーチャーが採用されていました。《集合した中隊》は「禁止しなかったのは間違いだった」と言われたほどです。

《軍団のまとめ役、ウィノータ》はどうなの?

《軍団のまとめ役、ウィノータ》は上記の禁止レベルのカードと比較すれば、出せるクリーチャーが人間のみだったり一部制限が掛かっているようにも見えます。カードプール次第で強さは変化するところもあります。2020/6/1の禁止改定でどうなるか楽しみです。

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mtgはポケモンカードの大復活ヒットの後追いをしている?

ポケモンカードゲームがなぜ急に大復活ヒットしたのか、考えてみたというnoteの記事を読みました。カードショップに行ってもポケモンカードの大会が開催されているのを見かけるようになり(新型コロナの流行前の話ですが)、流行っているというのは肌で感じるところです。noteを読んでみて、ポケモンカードのヒットの要因がmtgにも起きているのではないかと感じています。ヒットの要因として挙げられているものは下記の通りです。

  1. ゲーム性の単純化
  2. 発売サイクルの変化
  3. Youtube進出
  4. 500円デッキ

1.ゲーム性の単純化

「イコリア:巨獣の棲処」から相棒という新しいシステムが登場しました。これによって初手から必ず手元にあるカードの登場により、mtgにもゲーム性の単純化の波が起きていると思います。

バンクーバー・マリガンからロンドン・マリガンへのマリガン方式の変更の影響もあります。ロンドン・マリガンではマリガンした場合でも以前より多くの初手を見れるようになり、ゲームの再現性が高くなりました。再現性=パターン化と捉えるとゲームが単純化したように考えられます。

ポケモンの場合はゲームで育てたりしている思い入れのある「相棒」の場合が多そうなので、mtgの「相棒」とは趣が異なっている気がしますね。ポケモンの方が「相棒」っぽいのはなんとも皮肉な話です。

2.発売サイクルの変化

テーブルトップでは発売サイクルが短くなっていることはありません。しかしながら、MTGアリーナのヒストリックではヒストリックアンソロジーという形で環境のローテーションサイクルを早めるセットが追加されています。ヒストリックは現在はまだ注目のフォーマットになっていませんが、2020年8月末に開催されるミシックインビテーショナルのフォーマットとして採用されています(magic.gg)。まだ、馴染みのないヒストリックを実験場として使っているような印象を受けます。

3.動画配信サービスの活用(←Youtube進出)

大会の実況をtwitchで放送するなどmtgも大きく変化してきたと思います。以前はniconico動画くらいでしか見られなかったmtg動画も、今ではyoutubeでたくさんの方が動画を投稿したり配信したりしてます。メディア面で言えば、コマーシャル・宣伝をするようになったのも大きい変化だと思います。

4.基本無料のMTGアリーナ(←500円デッキ)

mtgは他のカードゲームと比較してなんとなく高いカードを使うというイメージがあるような気がします。そんな中、MTGアリーナは基本無料なので敷居が低くなっていて、新規参入にはぴったりだと思います。

今後のmtg

上記のように流行する下地はできていると思います。ポケモンと比較してしまうと知名度とコンテンツパワーが全然違うので、流行するには何かしらの起爆剤が必要そうです。発売サイクルの短縮なんかも今後起こるかもしれませんね。

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