
MTG(マジック:ザ・ギャザリング)はたくさんの種類のパックが発売されているので、「どのパックを買うべきなのか」、「おすすめのパックがどれなのか」というのは気になるところだと思います。
この記事ではMTGのスタンダードにおけるおすすめパックを紹介します。
マジック:ザ・ギャザリングにおいて、どのパックを開封するかはとても重要な要素で楽しみなことです。
パックには様々なカードが封入されており、自分のデッキを強化するために必要なカードやコレクションとして嬉しいカードなどが入っています。
今回はパックを選ぶためのポイントや初心者向けのパックなど、様々な視点からおすすめパックを紹介していきます。
自分に合ったパックを選ぶ際の参考にしてください。
この記事の目次
スタンダードとローテーション
デッキを強化するために欲しいカードの封入されているパックを開封するというのは、おすすめできるパックの買い方になります。
また、他の要素を見ていくと長期間スタンダードで使えるパックを選択するという方法もあります。
スタンダードにはローテーションと呼ばれる要素があります。ローテーションは新しい拡張セットが発売された際に、古い拡張セットが使用できなくなるルールのことを指します。
ローテーションは1年に1回行われ、通常はその年の秋に行われることが多いです。
ローテーションは使えるカードが減るという悪いことばかりではなく、そのときまで使われてこなかったカードが新たに脚光を浴びるようになったりと、新たなデッキ構築の機会が生まれます。
現在のスタンダードで使えるパックとローテーションの関係は以下のように分かれています。スタンダードのローテーション期間は3年間となります。詳細はこちら。
- (エルドレインの森)
- 機械兵団の進軍:決戦の後に
- 機械兵団の進軍
- ファイレクシア:完全なる統一
- 兄弟戦争
- 団結のドミナリア
- ニューカペナの街角
- 神河:輝ける世界
- イニストラード:真紅の契り
- イニストラード:真夜中の狩り
単純にスタンダードで長く使えるカードが欲しいのであれば、2024年秋でローテーション落ちしない「団結のドミナリア」以降に発売されたパックがおすすめです。
以降の内容では、それぞれのパックでおすすめできるポイントを紹介していきます。
機械兵団の進軍
「機械兵団の進軍」は2023年4月に発売したセットでスタンダードで使用できます。
この「機械兵団の進軍」では新しいカードタイプ、メカニズムである「バトル」が収録されました。
《タルキールへの侵攻/Invasion of Tarkir》
【通常版】
参考価格:4,000円 (2023年4月時点)
現在トップレアとなっているのは《タルキールへの侵攻》です。新しいカードタイプである「バトル」がトップレアということで、いいバランスでカードがデザインされていると感じました。
《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》
【通常版】
参考価格:3,200円 (2023年4月時点)
《フェアリーの黒幕》はフレイバーテキストにもある通り、第27代世界王者となった高橋優太選手のデザインしたカードです。
昔でいうところのインビテーショナルカードで、現在ではプレイヤー・スポットライト・カードというそうです。イラストは本人にかなり似ていますね。
「機械兵団の進軍」では価格面で第2位のカードとなっています。
レアリティがレアということで、パックから排出される確率が高いカードが高額になっているので、パック全体の期待値が高くなるのでこれは嬉しいですね!
ファイレクシア:完全なる統一
「ファイレクシア:完全なる統一」2023年2月に発売されたセットでスタンダードで使用できます。
ストーリーとしては「新ファイレクシア」次元が舞台になっていて、《エリシュ・ノーン/Elesh Norn》による支配が描かれています。
《機械の母、エリシュ・ノーン》のイラストレーターとして日本を代表するホラー漫画家である伊藤潤二氏が起用されたことで話題となりました。
《機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines》
【ボーダーレス】
参考価格:9,000円 (2023年4月時点)
現在トップレアとなっているのは《偉大なる統一者、アトラクサ》です。
《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
【通常版】
参考価格:7,500円 (2023年4月時点)
《偉大なる統一者、アトラクサ》はスタンダード、パイオニア、レガシーなどで幅広く活躍しているクリーチャー・カードです。
スタンダードより下の環境でも使われているため、スタンダードのローテーション後も使えそうなカードで、非常に長い間使うことができそうです。
是非、コレクションしておきたいカードになっています。
また、トップレアということで、パックの開封で当てることができたら爆アドでしょう。
兄弟戦争
「兄弟戦争」は2022年11月に発売されたセットでスタンダードで使用できます。
ストーリーとしては「ドミナリア/Dominaria」次元が舞台になっています。
《ファイレクシアへの門/Portal to Phyrexia》
【通常版】
参考価格:3,000円 (2023年4月時点)
トップレアは《ファイレクシアへの門/Portal to Phyrexia》となっています。
9マナと重いマナ・コストを持つものの、能力は超強力なアーティファクトです。
《街並みの地ならし屋/Cityscape Leveler》
【通常版】
参考価格:2,500円 (2023年4月時点)
第2位は《街並みの地ならし屋/Cityscape Leveler》です。
パイオニアの緑単信心のサイドボードでよく見かけるカードです。
団結のドミナリア
「団結のドミナリア」は2022年9月に発売されたセットでスタンダードで使用できます。
ストーリーとしては「ドミナリア/Dominaria」次元が舞台になっています。
《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》
【通常版】
参考価格:9,000円 (2023年4月時点)
「団結のドミナリア」のトップレアは《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》です。スタンダード、パイオニアでよく使われるカードで強力な能力を持っています。
《力線の束縛/Leyline Binding》
【通常版】
参考価格:2,400円 (2023年4月時点)
《力線の束縛/Leyline Binding》もレアながら高額カードになっています。レアリティがレアのカードが高額になっているというのは、パックを剥いていて嬉しいですね。
《力線の束縛》はスタンダードに限らず幅広いフォーマットで使われる優良除去です。
ニューカペナの街角
「ニューカペナの街角」は2022年4月に発売されたセットでスタンダードで使用できます。
ストーリーとしては「カペナ/Capenna」次元が舞台になっています。
《帳簿裂き/Ledger Shredder》
【通常版】
参考価格:4,100円 (2023年4月時点)
トップレアは《帳簿裂き/Ledger Shredder》です。
軽量呪文が強力になる下環境ほど強く使われるカードです。そのため、スタンダード落ちを気にする必要がないのもポイントです。
《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse》
【通常版】
参考価格:3,300円 (2023年4月時点)
高額カードランキング第2位は《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse》です。サイドボードとして優秀なカードで幅広いフォーマットで使われています。
《ラフィーンの塔/Raffine's Tower》
【通常版】
参考価格:1,700円 (2023年4月時点)
各色のトライオームが収録されているのも嬉しいです。3色で基本土地タイプを持つランドなので幅広いフォーマットで活躍しています。これらの5種類の土地は値下がりはすることはなさそうなので、いくらでも欲しいレア・カードになります。
《スパーラの本部/Spara's Headquarters》
《ラフィーンの塔/Raffine's Tower》
《ザンダーの居室/Xander's Lounge》
《ジアトラの試練場/Ziatora's Proving Ground》
《ジェトミアの庭/Jetmir's Garden》
全体的に見て、レアリティがレアのカードに高額カードが集まっているというところと、ローテーション落ちしても下環境でも活躍しているため影響をあまり受けないというところから、このセットはおすすめできると思います。
神河:輝ける世界
「神河:輝ける世界」は2022年2月に発売されたパックです。
日本をモチーフにした「神河」の次元をテーマにしています。
大当たりは超爆アドなカードが排出される「神河:輝ける世界」ですが、アベレージも高めのパックとなっていて開封していてお得感を楽しむことができます。
《放浪皇/The Wandering Emperor》
【ショーケース、Foil、ドラフト・セットブースター版】
参考価格:220,000円 (2023年3月時点)
「神河:輝ける世界」のトップレアといえば《放浪皇》でしょう。
《放浪皇》はスタンダードのミッドレンジデッキ、パイオニアのアゾリウスコントロールデッキなどで活躍するプレインズウォーカーです。
多数のバージョンの《放浪皇》があるのですが、ショーケース版、Foilカードは希少価値も高く、可愛いイラストのため非常に人気があります。
余談ですがPWCS(プレインズウォーカーチャンピオンシップ)の優勝賞品に貰える《放浪皇》もイラストが美麗で数が少ない希少性から高額カードになっています。
《漆月魁渡/Kaito Shizuki》
【ボーダーレス、Foil、ドラフト・セットブースター版】
参考価格:90,000円 (2023年3月時点)
《漆月魁渡》は原哲夫氏がイラストレーターを担当しています。原哲夫氏といえば、「北斗の拳」でお馴染みです。イラストからもその迫力があふれていますね。是非手に入れたいカードの1枚です。
《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
【通常版】
参考価格:4,500円 (2023年3月時点)
「神河:輝ける世界」の伝説の土地サイクルの1枚である《耐え抜くもの、母聖樹》も通常のレアとして収録されていますが高価なカードとなっています。
《耐え抜くもの、母聖樹》は下記のサイクルの1枚になっています。
《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》
《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》
《見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire》
《反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance》
《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
下環境でも使われるカードなので需要が落ちることはなさそうなので値下がりもしなさそうという印象を受けます。
そのようなサイクルのカードがレア枠で出てくるというのはとても嬉しいですね。
《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》
【通常版】
参考価格:4,200円 (2023年3月時点)
「神河:輝ける世界」に再録されている有名カードとしては《鏡割りの寓話》も外せません。能力は非常に強力でスタンダードを始めとして幅広いフォーマットでプレイされています。
イニストラード:真紅の契り
「イニストラード:真紅の契り」は2021年11月に発売されたパックです。
ストーリーとしては「イニストラード/Innistrad」次元が舞台になっています。
《嵐削りの海岸/Stormcarved Coast》
【通常版】
参考価格:2,400円 (2023年4月時点)
トップレアは《嵐削りの海岸/Stormcarved Coast》です。スローランドと呼ばれる土地の種類ですね。5種類のカードはスタンダード以外でも使われる強いランドです。
《さびれた浜/Deserted Beach》
《難破船の湿地/Shipwreck Marsh》
《憑依された峰/Haunted Ridge》
《落石の谷間/Rockfall Vale》
《草茂る農地/Overgrown Farmland》
イニストラード:真夜中の狩り
「イニストラード:真夜中の狩り」は2021年9月に発売されたパックです。
ストーリーとしては「イニストラード/Innistrad」次元が舞台になっています。
《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre》
【通常版】
参考価格:5,500円 (2023年4月時点)
トップレアは《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre》です。残念ながらスタンダードでは禁止カードに指定されているため、使用はできません。それでも需要があって、トップレアの座を確保しているということはすごいことだと思います。
《憑依された峰/Haunted Ridge》
【通常版】
参考価格:2,200円 (2023年4月時点)
高額カードランキング第2位は《憑依された峰/Haunted Ridge》です。スローランドと呼ばれる土地の種類で5種類のカードがあり、スタンダード以外でも使われる強いランドです。
《さびれた浜/Deserted Beach》
《難破船の湿地/Shipwreck Marsh》
《憑依された峰/Haunted Ridge》
《落石の谷間/Rockfall Vale》
《草茂る農地/Overgrown Farmland》
まとめ
この記事ではMTGのおすすめパックを紹介しました。
どのパックも開封していてとても楽しいパックになっているので是非入手して開封してみてください。