この記事では統率者戦(EDH)で使える《パリンクロン/Palinchron》を使ったコンボを紹介します。
パリンクロン無限マナコンボ
《パリンクロン/Palinchron》はウルザズ・レガシーで登場したクリーチャーで再録禁止カードの1枚です。フリースペルであるクリーチャーで、戦場に出たときに土地を最大7つまでアンタップする能力を持ちます。この土地をアンタップする能力と自身を手札に戻す能力を悪用して《幻影の像/Phantasmal Image》などと組み合わせて無限マナのコンボをすることができます。
コンボの仕組み
ここでは代表として《幻影の像》と合わせたコンボの手順を記載します。
- 土地から7マナ以上出るようにして《パリンクロン》を戦場に出す
- 《幻影の像》を戦場に出して《パリンクロン》をコピー
- 土地を7枚アンタップする
- (2)(青)(青)支払って《幻影の像》を手札に戻す
- 2~4を繰り返して、無限マナ
コンボの組み合わせ
各固有色毎にコンボに使えるカードを挙げていきます。
青単色
《幻影の像》以外にも《High Tide》や《魔力の篭手/Gauntlet of Power》、《超次元レンズ/Extraplanar Lens》、《かごの中の太陽/Caged Sun》を使って、土地7枚から12マナ以上生み出せるようにした後、《パリンクロン》を手札に戻して無限マナを生み出すこともできます。
《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》を使って明滅させたり、《全知/Omniscience》でコストを踏み倒すことでも無限マナを実現可能です。
《屍賊の死のマント》と《ファイレクシアの供犠台》などの生け贄手段と合わせることでも無限マナになります。
また、《パンハモニコン/Panharmonicon》で2回誘発させても無限マナコンボになります。
白青
《変位エルドラージ》で明滅させることで無限マナになります。
青赤
《騙し討ち/Sneak Attack》で《パリンクロン》を(赤)で出し、能力で手札に戻すことで無限マナになります。
《炎影の妖術/Flameshadow Conjuring》でパリンクロンのコピーを生成することで無限マナと《パリンクロン》の無限トークンを生成することができます。生成された《パリンクロン》トークンは速攻を持っているので速やかにゲームを終了させることができます。ほぼ同様の挙動をするカードとして《溶鉄の残響/Molten Echoes》というカードもあります。
緑青
《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》で土地から出るマナを倍にすることで無限マナになります。
《棘茨の君主》で《パリンクロン》のコピーを作り土地をアンタップすることで無限マナ、無限トークンに至ります。
《ゼンディカーの復興者》と合わせることで無限マナ、無限ドローになります。
緑白青
《ミラーリの目覚め》で土地から引き出せるマナを増やすことで簡単に無限マナになります。
黒緑青
《冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated》で2回誘発させても無限マナコンボになります。
青赤緑
《精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elements》を統率者にしたデッキで採用されることもあります。アニマーにカウンターを乗せてコストを軽減することで無限マナコンボをすることができます。
まとめ
この記事では《パリンクロン》を使った無限コンボを紹介しました。統率者戦ではメジャーなクリーチャーなので戦場に出すとヘイトが一気に高まるので注意が必要です。《パリンクロン》は勝つときにのみプレイするという意気込みでいましょう。
2021/01/17 パンハモニコン、ヤロクを追加
2021/05/23 屍賊の死のマントを追加
2022/06/01 《棘茨の君主》、《ミラーリの目覚め》を追加
2022/08/13 青赤のコンボを追加
2022/08/18 《飢餓の声、ヴォリンクレックス》、《ゼンディカーの復興者》を追加