この記事ではShokz (旧AfterShokz) の骨伝導ヘッドホン「OpenComm」についてレビューを行います。「OpenComm」はノイズキャンセリング機能のついたマイクを搭載したモデルです。
ちょうど、耳の穴を塞ぐ必要のない骨伝導型のヘッドホンで、Discordのボイスチャットに適したものが欲しかったため「OpenComm」を購入しました。耳への圧迫感のすくない形状をしているので長時間のテレワークなどに最適なモデルです。電池持ち16時間と長時間に対応しているのも購入の決め手になりました。
この記事の目次
AfterShokzとは
Shokz (旧AfterShokz)は2011年に創業された比較的新しいアメリカのメーカーです。AfterShokzは、マイク付きヘッドホン(ヘッドセット)ジャンルにおいて「骨伝導型」売上台数1位、販売台数シェア81.2%を誇る骨伝導ヘッドホンのリーディングカンパニーです。(参考記事)
骨伝導ヘッドホンとは
骨伝導ヘッドホンは鼓膜ではなく「骨を通して音が聞こえる」仕組みを持つヘッドホンです。そのため、耳の穴に何も入れる必要がないのが特徴です。耳がフリーの状態になるので、周囲の音を聞きながら使用できたり、圧迫感が少ない状態で使用することができます。
「OpenComm」の製品概要:スペック
製品仕様 | |
バッテリー駆動時間 | 16時間通話時間 |
充電時間 | 1時間 |
バッテリー容量 | 170mAh |
充電電圧 | 5.25V |
マルチペアリング | 搭載 |
ワイヤレス範囲 | 10m |
EQ機能 | スタンダードモード、イヤプラグモード |
重量 | 33g |
バンドの材料 | フルチタン |
水分検出器 | 搭載 |
コマンドコントロール | 多機能ボタン、ボリュームボタン |
周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
感度 | 96±3dB |
互換コーデック | SBC対応 |
開封:外箱、付属品
「OpenComm」のカラー「ブラック」を購入しました。「OpenComm」は2020年12月14日に発売され、「ブラック」は2021年3月25日に発売された新色になります。
パッケージ、外箱
「OpenComm」のパッケージはこちらです。
2020年のグッドデザイン賞と2021年のVGPのテレワーク大賞を受賞していることを示すシールが貼ってあります。軽量のイヤホンにしては箱は大きめですね。
収納ケース
箱を開けると収納ケースが登場します。
しっかりとした、収納ケースに入っています。これが箱のサイズが大きかった要因ですね。
ケースを開けた中身がこちら。
本体と同じ形に溝になった緩衝材に本体が入っていました。「OpenComm」は特殊な形状をしているので、このような収納ケースがあれば持ち運ぶ際も破損の心配がなく安心です。安心感がある分、過剰なサイズになってしまっているのが欠点です。かなりでかいです。
本体
マイクは回転が可能で使わないときは耳の方にしまうことができます。今回購入したのは「ブラック」です。「スレートグレー」はボタンがオレンジ色になっていますが、「ブラック」はボタンも黒になっています。
充電方式
充電ケーブルがこちら。
充電ケーブルは専用のケーブルとなっています。マグネット式で付け外しは簡単に行うことができます。紛失、破損した場合はUSBのように替えが利かないので、専用のケーブルを買いなおす必要があります。
操作方法
マルチファンクションボタンの操作は下記の通りです。リダイヤルしてしまうと面倒なので、その点は気を付けなければなりません。
音楽再生/一時停止:1回押し
次の曲にスキップ:2回押し
前の曲にスキップ:3回押し
電話に出る:1回押し
電話を切る:1回押し
現在の通話を切って、二つ目の着信に出る:2秒間長押し
通話を拒否する:着信時に2秒間長押し
音声アシスタントを有効にする:音楽停止時に2秒間長押し
リダイヤル:音楽停止時に2回押し
レビュー
ここからは実際に使用してみてのレビューになります。
見た目
見た目はシンプルでかっこいいデザインになっています。マイクが付いているのでビジネスユースというのが分かりやすいですね。その分、外出先で付けていると少し見た目に違和感があるかもしれません。
「OpenComm」はそのデザインの良さやビジネスユース感があるためか、下記のようなドラマでも採用されています。
- 韓国ドラマ『模範タクシー(모범택시)』(2021年4月)
- 日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年7月-9月)
- 日曜劇場『DCU』(2022年1月-3月)
装着感
特にサイズ調整機能があるわけではないので、装着は耳にかけるだけで簡単に付けることができます。本体が33gと非常に軽量なので、付けていて重いと感じることはありません。
マイクを収納状態にしたときはマイクがほんの少し耳に当たるので、気になる人は気になるかもしれません。
筆者は眼鏡をかけていますが、「OpenComm」との干渉は気にならないレベルです。気になる方は最寄りの電気屋さんで試用することをおススメします。
オープンイヤー
この「OpenComm」を買う決め手となったことにオープンイヤー型だということがあります。
高性能なヘッドホンとしてはBoseの「Bose QuietComfort」も持っていました。「Bose QuietComfort」はヘッドマウント型のヘッドホンでノイズキャンセリングもあり非常に没入感が高いのですが、急な来客に気づけなかったり、料理中は音をある程度聞いておきたいので使用し辛いというデメリットがありました。
「OpenComm」はオープンイヤー型で普段の生活に支障なく使える点がメリットに感じています。
まとめ
「OpenComm」はテレワークやボイスチャットに最適な骨伝導ヘッドホンでした。
デザイン、機能性もよく長時間使用にも耐える製品になっているので、生活のお供にしてみてはいかがでしょうか。