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「ラヴニカのギルド」を色別にピックアップ!
「ラヴニカのギルド」では多色カードが各ギルド毎にしかないので、ギルドと同じ色の組み合わせ(白赤、白緑、青黒、青赤、黒緑)でデッキを組むのが基本となります。言ってしまえば、アーキタイプ=ギルドカラーです。
そこで今回はドラフトでピックしたいカード(プレイアブルカード)をコモン、アンコモンで色別にピックアップしました。それぞれ優先順位が高いカードを上にしています。基本的にはBREAD(Bomb,Removal,Evation,Aggro,Dregs)の順番です。選ぶアーキタイプ、既にピックしたカードとのバランスによっては上下することはもちろんありますのでご注意下さい。「ラヴニカのギルド」の全カードリストは以下の公式ページから確認できます。
https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000174/
白
コモン(5)
《光明の縛め/Luminous Bonds》
《癒し手の鷹/Healer's Hawk》
《パルヘリオンの巡視兵/Parhelion Patrol》
《天空の斥候/Skyline Scout》
《刃の教官/Blade Instructor》
アンコモン(4)
《議事会の裁き/Conclave Tribunal》
《サンホームの重鎮/Sunhome Stalwart》
《突撃するロック鳥/Roc Charger》
《乗馬兵の飛行/Flight of Equenauts》
青
コモン(6)
《捕獲球/Capture Sphere》
《霧から見張るもの/Watcher in the Mist》
《壁過の達人/Passwall Adept》
《眩惑の光/Dazzling Lights》
《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
《悪賢い隠蔽/Devious Cover-Up》
アンコモン(6)
《つぶやく神秘家/Murmuring Mystic》
《夜帷のスプライト/Nightveil Sprite》
《思考繋ぎの幻/Thoughtbound Phantasm》
《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》
《街見張りのスフィンクス/Citywatch Sphinx》
黒
コモン(7)
《死の重み/Dead Weight》
《致命的な訪問/Deadly Visit》
《張り出し櫓のコウモリ/Bartizan Bats》
《光を遮るもの/Douser of Lights》
《泥棒ネズミ/Burglar Rat》
《隠された影/Veiled Shade》
《雇われた毒殺者/Hired Poisoner》
アンコモン(5)
《クロールの群れ/Kraul Swarm》
《名声の代価/Price of Fame》
《物盗りインプ/Pilfering Imp》
《ロッテスの巨人/Lotleth Giant》
《囁く情報屋/Whispering Snitch》
赤
コモン(5)
《直流/Direct Current》
《ウォジェクの護衛/Wojek Bodyguard》
《気難しいゴブリン/Ornery Goblin》
《宇宙粒子波/Cosmotronic Wave》
《確実な一撃/Sure Strike》
アンコモン(7)
《溶岩コイル/Lava Coil》
《静電場/Electrostatic Field》
《逃れ得ぬ猛火/Inescapable Blaze》
《ヘルカイトの仔/Hellkite Whelp》
《ゴブリンの旗持ち/Goblin Banneret》
《本を貪るもの/Book Devourer》
《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
緑
コモン(3)
《デヴカリンの造反者/Devkarin Dissident》
《活胞子ワーム/Vigorspore Wurm》
《群れの好意/Pack's Favor》
アンコモン(4)
《優しいインドリク/Affectionate Indrik》
《管区の案内人/District Guide》
《クロールの銛撃ち/Kraul Harpooner》
《芽吹く更生/Sprouting Renewal》
白赤:ボロス
コモン(3)
《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》
《初々しい補充兵/Fresh-Faced Recruit》
《槌落とし/Hammer Dropper》
アンコモン(5)
《完全/Integrity》
《ボロスの挑戦者/Boros Challenger》
《軍勢のギルド魔道士/Legion Guildmage》
《薙ぎ払いの巨人/Swathcutter Giant》
《真火の隊長/Truefire Captain》
白緑:セレズニア
コモン(4)
《薔薇たてがみのケンタウルス/Rosemane Centaur》
《スマーラの森整形師/Sumala Woodshaper》
《ヴァーナーディーの盾仲間/Vernadi Shieldmate》
《ケンタウルスの仲裁者/Centaur Peacemaker》
アンコモン(5)
《レーデヴの勇者/Ledev Champion》
《世界魂の巨像/Worldsoul Colossus》
《議事会の騎兵/Conclave Cavalier》
《議事会のギルド魔道士/Conclave Guildmage》
《盾連携/Join Shields》
青黒:ディミーア
コモン(4)
《巧みな叩き伏せ/Artful Takedown》
《闇刃の工作員/Darkblade Agent》
《概念の雨/Notion Rain》
《囁く工作員/Whisper Agent》
アンコモン(6)
《虚報活動/Disinformation Campaign》
《ディミーアの偵察虫/Dimir Spybug》
《家門のギルド魔道士/House Guildmage》
《夜帷の捕食者/Nightveil Predator》
《発見/Discovery》
《思考消去/Thought Erasure》
青赤:イゼット
コモン(4)
《高熱仮説/Hypothesizzle》
《音波攻撃/Sonic Assault》
《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
《ピストン拳のサイクロプス/Piston-Fist Cyclops》
アンコモン(3)
《小柄な竜装者/Wee Dragonauts》
《弾けるドレイク/Crackling Drake》
《団体のギルド魔道士/League Guildmage》
黒緑
コモン(2)
《よろめく根茎/Rhizome Lurcher》
《冷酷なゴルゴン/Pitiless Gorgon》
アンコモン(6)
《群集のギルド魔道士/Swarm Guildmage》
《席次/Status》
《ゴルガリの拾売人/Golgari Findbroker》
《腐れ巨人/Molderhulk》
《光胞子のシャーマン/Glowspore Shaman》
《オクランの暗殺者/Ochran Assassin》
ピックアップしたカードはディミーアが最多!
ピックアップしたカードの枚数を単色、ギルド別にまとめました。
単色のプレイアブルカード数
表1は単色のプレイアブルカードを表にしたものです。この表から分かることは、枚数的には「青=黒=赤>白>緑」となっているため、1色目に青か黒か赤を選択するとプレイアブルカードが集まりやすいということです。
表1 単色プレアブルカード数
カラー:ギルド | コモン | アンコモン | 計 |
白 | 5 | 4 | 9 |
青 | 6 | 6 | 12 |
黒 | 7 | 5 | 12 |
赤 | 5 | 7 | 12 |
緑 | 3 | 4 | 7 |
ギルド別のプレイアブルカード数
表2はギルド別のプレイアブルカードを表にしたものです。枚数的には「青黒>青赤>白赤>緑黒>白緑」となっています。1色目に青を選択し、ディミーア・イゼットに派生していく展開が理想的と言えるでしょう。また、ディミーアの枚数が最多であるため、ドラフト時の色被りも許容されるメリットがあります。
表2 ギルド別プレアブルカード数
カラー:ギルド | コモン(色①+色②+多色) | アンコモン(色①+色②+多色) | 計 |
白赤:ボロス | 13(5+5+3) | 16(4+7+5) | 29 |
白緑:セレズニア | 12(5+3+4) | 13(4+4+5) | 25 |
青黒:ディミーア | 17(6+7+4) | 17(6+5+6) | 34 |
青赤:イゼット | 16(6+5+4) | 16(6+7+3) | 32 |
黒緑:ゴルガリ | 12(7+3+2) | 15(5+4+6) | 27 |
ディミーア諜報デッキを解説
「ラヴニカのギルド」のドラフトでは青黒のアーキタイプが安定していることがここまでの考察で分かりました。ここからは「ディミーア諜報デッキ」を解説していきます。
コモン
《眩惑の光/Dazzling Lights》はコンバットトリックで一方的に相手クリーチャーを倒しながら諜報を行えるカード。1マナなので相手ターン中にも構えやすいのがいいですね。
《闇刃の工作員/Darkblade Agent》は諜報を行うと、接死と泥棒カササギ能力が付くクリーチャー。接死での大物との相打ちやドローでのアドバンテージなど活躍の幅が広い1枚。
《巧みな叩き伏せ/Artful Takedown》はタップ能力とマイナス修整能力が合わさったスペル。タップによるテンポの獲得と、-2/-4修整による除去で盤面のコントロールに活躍するカード。-2/-4修整であれば大半のクリーチャーを仕留められるので、枚数を確保したいカードです。
《霧から見張るもの/Watcher in the Mist》はタフネス4と飛行クリーチャーの大半を抑えるタフネスとフィニッシャーの役割をこなせるパワー3を持っています。EtB能力で諜報2も持っているので、諜報シナジーとの相性も〇です。
アンコモン
ディミーアカラーを狙うに当たって重要なのがアンコモンの確保です。これらのアンコモンを何枚確保できるかによってデッキの完成度が大きく変わります。
《虚報活動/Disinformation Campaign》は1度に2枚分のアドバンテージを稼ぐカードです。複数回使いまわせれば相手とのハンドアドバンテージ差はみるみる広がり決定打となりえるエンチャントです。
《夜帷のスプライト/Nightveil Sprite》は攻撃するたびに諜報が誘発するクリーチャー。攻撃するたびにアドバンテージをどんどん稼いでいきます。シナジーがなくとも占術1が毎回誘発と考えれば十分優秀です。
《ディミーアの偵察虫/Dimir Spybug》は飛行持ちで、さらに威迫によって極めてブロックされにくいクリーチャーです。何度か諜報が使えれば勝ちが近づくパワーカード。
《思考繋ぎの幻/Thoughtbound Phantasm》は序盤の防衛から終盤のフィニッシャーまでこなす、リミテッドで輝くカードです。