【2023年4月】予選ウィークエンド調整録【Explorer】

この記事ではMTGアリーナにて2023年4月に行われる予選ウィークエンドに向けた「エクスプローラー」環境とその調整の記録です。

感想文的な意味合いが強い記事になっています。

環境解説については多くの方が書かれていると思いますし、パイオニアと似通っているために省略します。

その中で、デッキの模索、デッキの選択、反省点について書いていきたいと思います。

 

デッキの模索

 

MTG ARENA ZoneによるとトップTierは上記の通りです。

少しエクスプローラーを回した感触だと、「アブザンパルヘリオン」、「セレズニアエンジェル」、「ジャンド異形化」が少し多いのかなというところで、これらの3つのデッキをTier1としてデッキを模索することとしました。

 

「アブザンパルヘリオン」はランク戦でテストした結果、勝率はある程度出たのですが、ミラーが面白くないと感じたため候補から外しました。長期間調整するのに不向きなデッキは調整していて辛いので候補から外します。

「セレズニアエンジェル」もBo1ですがそこそこテストしていて、戦績は32-16で勝率は66.7%を記録していたので候補のひとつでした。こちらはBo1のプレイイン用に調整を進めていました。「セレズニアエンジェル」は調整していて、アゾリウスコントロールがかなり厳しいマッチアップで、当たると高確率で負ける相手なのが少し気になりました。

「ジャンド異形化」もテストしてみましたが、《異形化》に依存しすぎているので異形化を引かなかった場合の速度感がかなり厳しいと感じました。《致命的な一押し/Fatal Push》を構えられていると動けないのも辛いと感じた点でした。個人的にはコンボコントロールやコンボアグロのようなコンボ搭載型でもうひとつ勝ち筋のあるアーキタイプはかなり好きなので、この系統で勝負していきたいと考えました。

「ラクドスミッドレンジ」もベストデッキのひとつだと考えていますが、かなり練習の成果・練度の出るデッキだと考えたため、練習量との兼ね合いからこのデッキは選択肢から外すこととしました。

 

いいデッキはないかなと探していた中で、独創力系のデッキでイゼット独創力が少し流行ってきていて、そのリストがなかなかよさそうでした。

 

Pioneer Challenge - 2023/4/1 4th Place 出典:晴れる屋

 

除去、カウンターに加えて《不屈の独創力》によるコンボが搭載されている「イゼット独創力」はアブザンパルヘリオン、ジャンド異形化に比較的有利に戦えそうだなというところがよい点だと思いました。

セレズニアエンジェル相手はアトラクサを早期に着地できればよいですが、できなかった場合の対処方法がなく少し厳しいかなという印象を受けました。

また、勝ち筋が《不屈の独創力》と《サメ台風》に依存しているので、もう少し勝ち筋があったらイージーウィンできそうな場面が増えるだろうと感じました。この点は「ジャンド異形化」に感じたところと同じです。

 

そこでその課題を解決すべく検討したのが、白をタッチした「ジェスカイ独創力」です。

 

 

白を混ぜることで《至高の評決》を採用することができるので、セレズニアエンジェルに強く出られるだろうというのがメリットです。

続いて、勝ち筋になるプレインズウォーカーである《ドミナリアの英雄、テフェリー》と《放浪皇》も採用できるようになります。勝ち筋が増えるとプレイングが楽になると思っているので、この選択は練習量の取れない状況では悪くない考え方だと思います。

白をタッチすることにメリットは十分あると判断しましたが、デメリットとしてマナベースにはかなり負荷をかけることになることが予想されました。

土地のカウント的には白:16、青:17、赤:21となっていて、問題なさそうな範囲となりました。(晴れる屋メディアの「超簡単にマナベース計算できちゃう早見表を作ってみた」に加えて、FRANK KARSTEN氏のマナベースの記事による必要枚数も満足しています。)

しかしながら、バリューランドの採用はかなり厳しいため、マナフラッドに弱いという欠点は残すことになります。

 

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デッキの選択

まずはプレイインのBo1についてはしっくりくるデッキが見つからなかったため見送りとしました。なので、プレイインのBo3について。

 

 

最終的に頭の中で候補に残っていたのは、「セレズニアエンジェル」と「ジェスカイ独創力」でした。

練習量としては、「セレズニアエンジェル」がBo1で約50戦、「ジェスカイ独創力」がBo3で4戦プレイしていました。どちらも全く多くないテスト量なのですが、これらの感触がよかったのでどちらかを使いたいと考えました。

「セレズニアエンジェル」は確立されたアーキタイプなので、このデッキを選択した場合はサイドボード含めて既存の戦略に沿う形になりそうだなと思いました。「ジェスカイ独創力」のようなオリジナルデッキで挑むより安定したデッキ選択です。

恐らく練習量との兼ね合いからそこまで勝てないとは思っており、「セレズニアエンジェル」で負けた場合は単純に練習量不足という点だけが残ってしまいそうでした。なので、多少得るものがありそうなオリジナルデッキである「ジェスカイ独創力」で挑む方が得るものがあるだろうと考えました。

 

プレイインの記録

プレイインBo3の結果は下記の通りです。1勝1敗となりまぁまぁまずまずな結果です。2,3回トライしたい気持ちもあったのですが、時間の都合で1回のみのチャレンジになりました。

ティムール霊気池の脅威 ×○○
グルール機体 ○××

グルール機体とのマッチアップではマナフラッドして負けるという展開をしてしまったので、やはり懸念していたマナベースへの負荷があったのだなと後から感じました。

 

「ジェスカイ独創力」と反省点

マナベースに関してはまだ調整できそうな点でした。バリューランドの採用は調整しきれなかったところなので、いくらか土地を工夫できたかもしれません。

根本として、《不屈の独創力》をやめて《異形化》に変更するという考えもあったのですが、《致命的な一押し》がトークンに集中するというデメリットは完全無視はできないと考えたため、欲張って《不屈の独創力》型で調整を進めることとしました。

後になって振り返れば、「アブザンパルヘリオン」、「ジャンド異形化」相手は除去とカウンターがあるため比較的ロングゲームになりそうなので、バリューランドを採用するために《異形化》でもよかったかもしれません。時間が許せばテストしたかったですね。

《不屈の独創力》か《異形化》どちらの型にするかという点はあるもののデッキ選択自体は悪くないと感じました。

 

一方今回の敗因としては練習不足、特に調整不足があると感じました。マナフラッドという課題に練習段階で十分に気付けていなくて調整が足りなかったように感じました。

なぜ練習時間が足りなかったかというと、いいデッキが見つからなかったら予選に出ない予定だったため、「ジェスカイ独創力」にデッキを決めてから急ピッチで練習を進めたからですね。気に入ったデッキが見つかるのが遅くて、練習・調整が足りませんでした。

もっと、競技的にやるならデッキ選択にデッドラインを決めてやらないといけないなと感じました。

根本としてはデッキ選択を早くできるようになればいいので、そこも今後磨いていきたいスキルですね。

 

まとめ

この記事では2023年4月の予選ウィークエンド「エクスプローラー」の調整記録についてをメモになるように残しました。

今後の予選ウィークエンドでもデッキ選択、デッキ調整にかけられる時間が十分ないこともあると思うので、時間を上手く使って戦っていける方法を考えていきたいと思います。

 

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