この記事ではヒストリックにおける「アゾリウスアーティファクトアグロ」について解説していきます。
アゾリウスアーティファクトアグロとは
「アゾリウスアーティファクトアグロ」は2023年3月1日に実装された「アルケミー:ファイレクシア」で《革新的な変成家》の収録によって強化されたアーキタイプです。
クリーチャー群をアーティファクト群で構成することで《革新的な変成家》によるアドバンテージを最大限活かすことができるようになっています。
《革新的な変成家》はアーティファクト・クリーチャーが戦闘ダメージを与えるたびに、マナ総量が2以下であり土地でないカード1枚を抽出する能力を持ちます。このカードによって、軽量アグロにありがちなリソース切れを補うことができるようになりました。
また、《金属海の沿岸》が「ファイレクシア:完全なる統一」で収録されたことでマナベースも強固なものになっています。
2023年3月のランクシーズンでミシック#1に到達したとのツイートもありました。
サンプルデッキリスト
出典:mtgazone
デッキ解説
この項目ではデッキを構成する各カードを紹介していきます。
《羽ばたき飛行機械》は0マナでパワーが0なので一見役に立たなそうですが、このデッキでは多数のシナジーがあります。
《巧妙な鍛冶》を強化することや、《改良式鋳造所》による4/4化、《アーティファクトの魂込め》と《魅知子の真理の支配》で上昇させた打点も飛行を持っているため活かしやすくなっています。
《エスパーの歩哨》は対戦相手が非クリーチャー呪文を唱えるたびに(X)を支払わなければドローができるクリーチャーです。
非クリーチャー呪文を牽制する能力になっています。このデッキの貴重なアドバンテージ源のひとつです。
《アーティファクトの魂込め》をエンチャントできれば、対戦相手の非クリーチャー呪文に対してほぼドローができるようになります。
《ギラプールの希望》は飛行機械であるので《改良式鋳造所》で4/4のアーティファクト・クリーチャーに変換することができます。早いターンから出る4/4は十分なプレッシャーになります。
また、非クリーチャー呪文を制限する能力はカウンターを防ぐ他、全体除去のプレイも1ターン止めることができるので、リーサルを狙える場面では活用していきたいです。
《大霊堂のスカージ》は1マナ飛行クリーチャー枠です。黒マナはデッキに入っていないので必ず2マナの支払が必要です。
《アーティファクトの魂込め》と《魅知子の真理の支配》による強化は強力です。
《巧妙な鍛冶》は戦場に出たときにアドバンテージを取ることができるクリーチャーです。アーティファクトはデッキに26枚入っているので空振りしにくいのも嬉しいです。
また、アーティファクトを戦場に出すことで成長させることができます。
《革新的な変成家》はアドバンテージの取れる置き物のような立ち位置になっています。1マナ以下のアーティファクト・クリーチャーは14枚入っているのでおおよそ攻撃を通してカードを引くことができるようになっています。
このカードを強く使うためにデッキが構築されているといっていいデッキ構成なので、このカードを活かせるように立ち回りたいところです。
スタッツはそこまで高くないので、攻撃に参加できる機会は少なそうです。《魅知子の真理の支配》で強化して攻撃するという場面はありそうです。
《改良式鋳造所》は《羽ばたき飛行機械》と《ギラプールの希望》を4/4のアーティファクト・クリーチャー・トークンに変身させることができます。
2,3番目の能力はマナフラッド受けにもなります。
《アーティファクトの魂込め》はアーティファクト・クリーチャーを4/4にすることができます。このデッキではどのアーティファクト・クリーチャーにエンチャントしても強く使うことができます。単体除去を受けてしまうとアドバンテージ損するのはデメリットです。
《ダークスティールの城塞》にエンチャントすることで破壊不能のクリーチャーとすることができる点も是非使いたいテクニックです。
《魅知子の真理の支配》は《きらきらするすべて》と枠を争うカードですが、アドバンテージ源を確保したいこのデッキでは、《魅知子の真理の支配》の方が適しているように感じます。
《ポータブル・ホール/Portable Hole》はこのデッキの数少ない除去枠です。
アーティファクトなので《巧妙な鍛冶》で濾過して手札に加えることもできます。
相棒として《夢の巣のルールス》が入ります。2マナ以下の強いカードが十分あるのでほとんどデッキ強度を下げずに《夢の巣のルールス》を採用することができます。
《改良式鋳造所》と《羽ばたき飛行機械》を組み合わせたコンボが強力で、《夢の巣のルールス》戦場にいれば毎ターン4/4のアーティファクト・クリーチャーを生成することができます。
もし《夢の巣のルールス》を相棒として使わないとした場合、《思考の監視者》などが候補に入ってきそうです。
まとめ
この記事ではヒストリックの「アゾリウスアーティファクトアグロ」を紹介しました。