青単テンポを使ってもなかなかゴールド帯から上がれないニャ…
青単テンポは大会で結果も残している強いデッキなのニャ!
今回は勝てない理由を考えてみるのニャ
青単テンポ(デッキ解説)はレアが非常に少なく、MTGアリーナでも作りやすいデッキとして最初に手に取った方も多いのではないでしょうか?みなさんの多くは手軽なBo1(Best of One;1本先取)で対戦していると思います。今回はそんな青単テンポでゴールドランクBo1でなかなか勝てない理由について考察していきます。
この記事の目次
青単テンポがゴールドランクで勝てないワケ!
どんな相手と対戦するのか:メタゲームについて
まずは対戦相手について知ることから始めましょう。下記がゴールドランクBo1のメタゲームグラフです。
(MTGアリーナギルドデータ部(仮)より引用)
- 赤単アグロ
- 青単テンポ
- エスパーコントロール
トップ3は上記の3つのアーキタイプです。今回は一番マッチする確率の高い赤単アグロとの相性について検討します。
青単テンポと赤単アグロの相性
青単テンポは大会で結果も残している強いアーキタイプです。Bo3(Best of Three;2本先取)での相性は青単テンポ側が赤単に対して60%以上の勝率があり有利なマッチアップです。(The Truth About Mythic Championship Clevelandよりデータを引用)
では、青単テンポと赤単アグロのBo1の勝率はいったいどのくらいなのでしょうか?
Bo1についてはMTGアリーナが始まってから導入された試合方式であるため、Bo1向けにデータを公表しているサイト等は現在ほとんどありません。この問題を解決するために、私の所属しているDiscordのMTGアリーナギルドのデータ部(仮)では、日々データ採取を行っています。その結果、青単テンポ側が赤単に対して20%程度の勝率※しかなく極めて不利なマッチアップであることが分かりました。(※全18戦で勝率17%)一番マッチアップする赤単アグロへの勝利が絶望的な状況なので、なかなかランクアップできないことが分かると思います。
Bo3で見た場合、青単テンポはサイドボードから《幻惑の旋律/Entrancing Melody》を採用することで、アタッカーの排除とブロッカーの確保が同時にできるようになります。《幻惑の旋律/Entrancing Melody》によりサイド後からは相性が劇的に改善し、Bo3としてみた場合は青単側が有利になっていると考えられます。
青単テンポでゴールドランクを抜けるには
青単テンポでは赤単アグロとの不利なマッチアップ率が高いため、そのままBo1でゴールドランクを抜けるにはかなりの試行回数が必要になります。もちろんBo3をプレイするのも効果的です。ですが、MTGアリーナのBo1ならではのデッキをここでは考えてみましょう。メタゲームを見ると《幻惑の旋律/Entrancing Melody》が手札で腐ってしまうマッチアップはエスパーコントロールが目立つ程度なので、《幻惑の旋律/Entrancing Melody》をメインから投入したデッキを組んでみてはいかがでしょうか。
サンプルデッキリスト
Creatures (17)
1:《霧まといの川守り/Mist-Cloaked Herald》
4:《プテラマンダー/Pteramander》
4:《セイレーンの嵐鎮め/Siren Stormtamer》
4:《マーフォークのペテン師/Merfolk Trickster》
4:《大嵐のジン/Tempest Djinn》
Spells (20)
3:《潜水/Dive Down》
4:《選択/Opt》
3:《呪文貫き/Spell Pierce》
3:《幻惑の旋律/Entrancing Melody》
2:《航路の作成/Chart a Course》
1:《本質の把捉/Essence Capture》
4:《魔術師の反駁/Wizard's Retort》
Enchantments (4)
4:《執着的探訪/Curious Obsession》
Lands (19)
19:《島/Island》